3386:邪魔者扱いされよう。
「よしよし、えらいぞー」
背中のロシェさんが私と同じ様に机から離れたので、自分達もぽってんぽってんと椅子を経由して机から降りていくういろうちゃんとすあまちゃん。
なんか褒められたからなのか、二人並んでエリちゃんに向かってお座りしてて可愛いな。
「それに比べてこのお狐さんは」
「そんな事言われてもさー」
うん、好きで動かない訳じゃないもんね。
まず上に乗ってる子達に降りてあげようねって言った方が良いんじゃないかな。
「ゆっくり動いたら大丈夫だって」
「そうかもしれないけどねぇ」
まぁ確かに、そーっと起き上がればほえいちゃんが器用に動いてくれそうではあるね。
もしくは普通に肩とか机に降りてくれるか。
「うん?」
ん?
「どうしたの?」
「なんかゆっくりじゃなくても大丈夫ってアピールしてるっぽい」
「……本当だとしても、代わりに私の頭とかが大丈夫じゃなくならないかな?」
うん、自分やれますみたいなアピールされてもちょっと怖いよね。
どう大丈夫なのかは判らないけど、無理矢理くっついたままとかだったら少し痛いかもしれないし。




