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3352:暴言扱いして咎めていこう。
おや?
「お?」
「三方ヶ原ちゃんだっけ?」
「そだよー」
なんか燕の三方ヶ原ちゃんがお兄さんの方にぱたぱたっと飛んで来た。
【浮遊】してる私達みたいな不自然さのない、普通の飛び方で移動してるのがなんか新鮮だな。
いや言葉通りそれが普通なんだけど。
「で、その三方ヶ原ちゃんはなんで俺の頭に」
「可愛い後輩をイジめたおじさんにお仕置きしに来たんじゃない?」
「少なくともおじさんって歳ではねぇよ」
うん、見た目で判断するなら二十代前半って感じだね。
私そういうの苦手だからあんまりあてにはならないけど。
「つーか多分そっちのがって痛ぇ痛ぇマジで」
「ありがとね三方ヶ原ちゃん」
反撃とはいえ年齢ネタを女性に振ったからなのか、頭の上からツンツン攻撃を受けている。
というかあれ一本ずつむしられてるのでは。




