3183:名案を閃こう。
「……ん?」
「どうした?」
「いや、むしろ貼り付いてた方が安定するんじゃないかって」
「……一応その通りかもしれないけど、動けないんだから剥がれて落ちるのに抵抗も出来ないだろ」
……うん、まぁ確かに上に乗ってるよりは安定感が有るかもしれないけど、勝手に少しずつ回復していくからね。
歩いてるうちにちょっとずつ治っていって、知らない内に落ちちゃってたりするかもしれないよね。
まぁ気付かないって問題は後ろじゃなくて前側にくっついてれば解決するかもしれないけどさ。
「……内側?」
「いやアウトだろ」
うん、せめてその為にもう一枚上着を用意した方が良いだろうね。
というかそもそも、上で頑張らないんだったら箱なり鞄なりに入れてもらえば済む話なのでは。
「よし、それじゃもう一回頑張れ」
「うす」
「さっきの…… はいはい」
別にハルカさん悪くないよねって言おうとして止められてる。
実際アヤメさんは落ちなかったんだし、少なくとも頑張れば耐えられるくらいの動きだったって事だもんね。




