3103:おこられたので反省しよう。
「お、ラキちゃん帰って来たぞ」
「お疲れさんでーす」
あ、ほんとだ。
ゆばちゃんの所にごめんなさいしに行ったラキが元気に……かはともかく走って来てる。
なんか優しーく正論で詰められまくったみたいにしおしおしてるけど、大体というかほぼ全部自業自得なので仕方ない。
「ほいよー」
あ、またロシェさんに手を出してもらってそこから登って行った。
一瞬また叱られるのではって思ったけど、どうやらアヤメさんを回収しに行っただけみたいだから多分大丈夫だろう。
「おお、こりゃまた綺麗に固められてんな」
「なんで髪から外しただけで周りはそのままなんだよ……」
繭に包まれたままテーブルの上まで降ろされたアヤメさん、サキさんに表面をぺちぺち叩かれながらボヤいてる。
「……一応訊くけどこれちゃんと外せるんだよな?」
大丈夫だとは思うけど、ラキがノリでやる事だから不安になるのもちょっと解る。
あ、流石に問題無く出られるっぽいな。
「これがアヤメちゃんの卵かー」
「こんなに小さい卵から生まれたアヤメさんがすくすく育ってあの大きさになるのですから、生命の神秘というのは凄いものですねぇ」
「凄いのはお前らの脳味噌だよバカどもが」
……なんか早速お姉ちゃん達にイジられ始めたから早く出してあげようね。




