3076/3639
3076:具合を判定してみよう。
「お?」
ん?
なんかラキがとことこ駆け寄って来たぞ。
「セーフ? よしよし」
いやもう死んでるからセーフも何も無いし何が良いんだロシェさん。
あとラキは何をもってセーフと判断したんだ。
「デカい傷口を一緒に見せられる身にもなってくれ」
「いや私に言われても」
まぁ確かにちょっとした傷でも百倍に拡大するとエグそうだけど、それは私の責任じゃないぞ。
……いやうちの子がやってるんだから無関係ですって顔しても駄目なのか。
というかせっかくちょっと動いたのになんでまた足下に来るんだラキちゃんよ。
いや今回は目的地がそこだったし、どちらにしろそんなに離れてないから同じ事かもしれないけどさ。
「しかしなんというか」
「ん?」
「本当に死んでるな」
「うん」
そりゃまぁ生きてたらアイテムボックスには放り込めだろうし。
いや試した事は無いけど、多分ダメだよね。
見たままの感想を出されても同意する事しか出来ないぞアヤメさん。




