3039:注意力の無さを嘆こう。
さて、いつまでも遊んでないで一旦机に……
「わたしも住みたい……」
「ぉうわビックリしたぁ」
……なんかロシェさんの下にどこからともなく謎のお姉さんがにょきっと現れた。
どうしてこう無駄に気配を悟らせずに近づいて来る人が多いんだ。
いや単にこっちがぼけっとしてるだけなんだろうけど。
しかしまぁなんというか、見るからにお疲れな雰囲気のお姉さんだな……
三日くらい徹夜でお仕事した足でここに来てますって言われても納得出来そうだよ。
まぁゲーム内だと徹夜出来ないというかある程度のログイン時間で一旦ログアウトさせられる筈だし、現実側がそんな体調だと安全装置的な何かに引っかかりそうだから、多分そこまでではないんだろうけど。
いや本当にそういう制限が有るのかはよく知らないけど。
流石にそこまで酷い状態でまでゲームしようと思わないから、その辺の仕様を隅々まで確認したりしてないし。
「癒されたい……」
いやうん、どうみてもそんな感じなのは見れば解るんだけどね。
唐突に現れて言われても困るというかですね。
まぁ普通に癒すだけなら【妖精】やってれば難しくないんだけどさ。
良い感じに【妖精吐息】とか吹いてあげるだけでも、それなりの効果が有るだろうし。




