表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

2892/3639

2892:柔軟な発想を持とう。

「デカくて柔らかい相手に打撃で挑んでどうすんだっつー話だよな。まぁボクサーにそれを言うのは酷なんだけどよ」


「そりゃそうだ」


 うん、基本的にその打撃で競い合う格闘技だもんね。

 たまに瞼とかが切れたりするらしいけど、それも普通は意図して切ろうとしてる訳じゃないだろうし。


「あいつら変に真面目っつーか健全だからなぁ」


「良い事じゃん」


「そりゃそうなんだけどさ」


 まぁ確かにそういうグレーゾーンな攻撃が普段からの選択肢に入ってないっていうのは、格闘家としては判らないけど一般的な感覚で考えると良い事なのかな?

 サキさんがちょっと苦笑気味なのは、ゲームの中でまでその常識に縛られなくて良いだろうって話だろうね。



「つーかあんたはあんたで空手だろうに」


「ん? そりゃ斬るだろ」


「いや当然の様に言われても困るんだけど」


 サキさんの「何言ってんだ?」って顔に言葉通りの困り顔になるアヤメさん。

 多分一般的なイメージの空手は斬撃を放ったりしないと思うんだ。

 瓶を斬ったりはしてるけど、あれはパフォーマンスの一種だろうし。


「まぁうちのは元々古流も古流、組技とか武器術まで含んでる様な時代のやつだからな」


「ほー、なんか凄そうだな」


「おう、うちの爺ちゃんはすげーんだ」


「急にそんな嬉しそうな顔されても反応に困る。ってか背中を叩くなって」


 ……サキさん、実は凄いお爺ちゃんっ子だな?

 良い笑顔でそうだろそうだろーってバンバン叩いちゃってるけど、あれは癖みたいなものなんだろうか。



 というかさっきから目の前のカトリーヌさんが放置されてるんだけど。

 いやカトリーヌさんだからそれは別に問題無いな。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ