2835:設備で召喚しよう。
おー、表情はお仕事モードのお澄まし顔だけど、内心はウッキウキだなみけちゃん。
ちょいちょい発生してる飼い主のお世話とかいう仕事はシルクが殆ど独占しちゃってるし、何かお手伝いが出来る事が嬉しいんだろうなぁ。
「エクセルも頑張れば開けられるんじゃない?」
「出来るかもしれませんが、事故の可能性を考えると止めておいた方が良さそうですねぇ」
「それもそうね」
同じタイミングで反対側から誰か来てたら危ないし、確かにそれが賢明だね。
一応【魔力感知】でドアの向こう側も見えはするけど、見落とす可能性がゼロじゃない以上は無駄に近づかない方が良いだろうって事で。
誰かに見ててもらえば安心だけど、それはもう本当に何の意味が有るんだって話になっちゃうし。
「しっかしまぁ、相変わらず暇人の多い事で」
「うるせーよ」
入って早々訓練場の人口密度に呆れた声を漏らすアヤメさんと、それを聞きつけて笑いながら文句を言う狐のお兄さん。
実際暇人には違いないだろうけど、私達だって人の事は言えないというかむしろ代表格って感じだしね。
「ってか今日、何か暑苦しくないか?」
「そりゃあれだ、あれ」
「あー…… 成程ね」
あぁうん、なるほどね。
エクセルさん達が寄贈したトレーニング器具で、普段来てない筋肉の人達まで集まって来ちゃってるんだね。
そりゃ気温も少し上がってる感じがするってもんだよ。




