2777:言い忘れを指摘されよう。
一時的に人数は減ったものの、参加しなかった人達もそれなりに居たので一緒にぞろぞろ南下していく。
通りすがりになんだなんだと合流しちゃう暇そうな人が結構居るのか、なんかまたちょっとずつ増えていってるのは気にしないでおこう。
「院長ー」
「……ん? ……いや、解りづらいから普通に……」
「お、通じたっぽい」
エリちゃん、唐突に変な呼び方するのは止めてくれないかな。
完全に私の方見て言ったのを見てたから反応出来たけど、よそ見してたら疑問符を浮かべつつスルーしてるよ。
あと別にこれ回診とかじゃないから。
ドラマの病院じゃないんだから……いや全く知らないからもしかしたら本当にやってる事なのかもしれないけど、まぁそれはどうでも良いんだ。
「お茶目で可愛いくまさんは思う訳ですよー」
「あんたはもうちょっとキャラを安定させろ」
「おっと、手厳しいうさちゃんだぜぃ」
「もう本当に何なんだよ」
……エリちゃんは今日もテンション高いなぁ。
多分全部にツッコんでたら話が進まないから、出来る限りスルーしておくのが正解なんだと思う。
「それはそうと」
「あ、うん」
動きがいちいち唐突なせいで、一瞬反応が遅れそうになるな。
まぁ別に遅れたって問題は無いんだけど。
「あっちの人達にちゃんと目的地伝えてる?」
「……知ってたっぽいから多分大丈夫」
完全に忘れてたけど、どうせ私の動きなんて大体知られてるから問題無いと思っておこう。
そうじゃなかったとしても、目立ち過ぎるから追いかけるのなんて簡単だろうからセーフだよ、うん。
そういう事にしておこう。




