2743:企みが潰えよう。
「ぴゃっ」
「はいはい、失礼しますよっと」
さあさあとばかりに羽を広げて呼ばれたので、一応ほえいちゃんに断りを入れつつ隣に座らせてもらおう。
……ふかふかの羽で肩を抱く感じにしたかったんだろうけど、翅が邪魔になるから無理だと思うよ?
あ、翅がほえいちゃんに当たらない様に座ろうと思ってたら、背もたれになる部分に翅を通すための溝を開けてくれてる。
遠慮せずしっかり深く座ってねって事だろうから、ありがたく挿し込ませてもらうとしよう。
それにしてもほえいちゃん、実に絶妙なフィット感と柔らかさだな……
まぁその辺は自由自在に調整できるんだろうから、当たり前と言えば当たり前なんだけどさ。
「ん? ……おお? おー……」
なんか腰の辺りが少し動いたかと思ったら、やんわりむにむに揉まれ始めた。
そんなに凝ってる訳ではないんだけど、それでもじわじわ気持ち良いもんだね。
「おほぅ」
くそう、急に翅の付け根をもみもみされて変な声が出そうになってしまった。
というかちょっと出た。




