2712:ここぞとばかりに群がろう。
「ぴ」
「うん、おいでおいで」
わたしもーって感じで寄ってきたぴーちゃんを隣にくっつかせてあげよう。
うん、いつも通り羽毛がふかふかで気持ち良いね。
「お、ラキも…… 来たね、うん」
当然の様に受付カウンターから跳び下りてきたと思ったら、何故かぴったりのタイミングで吹き込んできた微風に煽られてちょっと離れた所に落下してから走って来た。
よく見えなかったけど、あれだけ流されたって事はパラシュート代わりの糸を何本か出してたのかな?
……トラブルなんて無かったし予定通りだよ何も問題無いよみたいな顔してるけど、完全にうわーってちょっと慌てた顔して流されてたよね。
いやまぁ別に流れてたって問題無いのは確かだから良いけどさ。
「で、こっそり参加しても間違って撫でたりはしないからね?」
「残念ですわ」
いつの間にくっついてきてたんだ、この部分的にデカい人は。
まぁそれもいつもの事だから別に構わないけどさ。
あ、気付かれたらすぐ離れてほえいちゃんの所に行った。
多分あの人の事だから、撫でとかじゃなくてうっかり手や肘がぶつかるのを期待して潜んでたのかもしれないな。
ぶつかるにしてもカトリーヌさんが満足する様な勢いで動かさないだろうから、気付かれない様に忍び寄ってもただの無駄足だと思うんだけど。
わざわざ召喚獣じゃなくて私の方に寄ってくるって事は、威力とかの問題じゃないんだろうけどさ。
……まぁ召喚獣の子達は、私と違ってうっかりぶつかったりしないっていう問題は有るかもしれないけどね。




