2603:いつも通りに諦めよう。
でも待ったとしてもどこまでいっても平行線だろうし、やっぱり私が折れるしかないか。
いや本当に要らないですって強く出れば良いだけなんだろうけど、多少のからかいも混ざってそうだけど九割以上は善意だろうからそれもちょっとなぁ。
毎回そういう対応してるから「押し付ければなんとかなる」って思われてるのかもしれないけど、実際なんとかなっちゃってるから仕方ない。
「白雪さんのそういった優しさは、とても良いところだと思いますわ」
「突然現れて全てを察するのをやめようよ」
うふふじゃないんだよ、びっくりしたなぁ。
まぁ一連の流れを見てたんだったら、今回はいつも以上に解り易かっただろうけどさ。
カトリーヌさん、私のそういう流されがちなところを多分一番突いてきてる人だし。
「まぁみけちゃんも気に入ってるみたいだし…… いや、責任をそっちに持って行きたい訳じゃないからね?」
ただ純粋にそう思っただけで、別にみけちゃんが欲しがってるからとかいう事じゃないから安心してね。
フミさんが「自分が飾りたいだけ」って言ってたけど、私もみけちゃん達が可愛くなる事自体は大歓迎ではあるし。
あと、気に入ってるのはみけちゃんだけじゃないみたいだしね。
特にぴーちゃんがきらきらした宝石に興味津々な顔してる。
……言わなくても大丈夫なのは解ってるから黙ってるけど、気に入り過ぎて毟り取ったりしない様にね?




