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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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2568/3641

2568:無理矢理見せよう。

「お? おお?」


 どこを見てるのかよく判らない表情で、キョロキョロしたり思いっきり上を見上げてみたり、さわさわと手を動かしたりし始めた。

 すぐ前にリアンが浮いてるから、あんまり動かない方が良いと思うんだけど。


 まぁ召喚獣たちは【妖精】(わたしたち)みたいに脆くないから、多少ぶつかるくらいなら大丈夫だろうけどね。


「ちょっと、危ないよ」


「大丈夫ー見えてはいるー」


「いやあんたの姿が」


「なにおう」


 ……まぁうん、私達は何かされてる状態だって解ってるから良いけど、傍から見るとただの変な人だもんね。

 まぁこうなってる原因は私だから、あんまりそういう事言うのも失礼なんだけどさ。



「で、結局何事なの」


「よく解んないけど、なんかこの子がでっかく見えてる……というか本体も見えてるから、でっかいこの子も見える?」


「る?って訊かれても困るけど、まぁなんか見えてるって事ね」


 あぁ、手を動かしてたのは見えてるものに実体が有るか確認してたのか。

 さっきの動きを見た感じだと、でっかいっていうのは多分普通の人と同じスケールなんだろうな。



「そっちは目を閉じてても見えるから、映像を頭に直接送り込まれてるのかな?」


「あー、精神的な……いや多分違うよそれ」


「ん?」


 ん?

 狐さん、何を……


 あぁうん、私にも解った。

 よく見たら兎さんの瞳がうっすら緑色に光ってるという事は、文字通り目の前に実体の無い幻を発生させてるんだろうね。



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― 新着の感想 ―
[一言] 網膜に直で投影ってなんて力業。
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