2504:ゴネるのはやめておこう。
あ、さっき踏んづけてたお姉さんに首の後ろを摘ままれて連れてこられてる。
……本物の猫ちゃんならともかく、人にやる時は普通なら服を持つんじゃないかな。
まぁ少し大きくなってくると自分の体重で引っ張られ過ぎちゃうから、猫ちゃんでもああやって持つのは良くなさそうだけど。
「罰当たりな事を言うんじゃない」
いや、そんな良いものではないと思うしサフィさんの反応が普通なんじゃないかな。
こんな謎の生き物がそこまで尊重されるこの世界がおかしいんだよ。
「だったら代わって」
「そうしたいのは山々だけど、そういう訳にもいかないじゃないか」
お姉さんが参加するとなると、改めて魔法をかけないといけないからかな?
私は別に構わないんだけど、多分色々と問題が有るんだろうな。
「やだー」
「まぁまぁ、諦めて頑張りましょう」
「むー」
私達の前に下ろされたサフィさん、やだやだーと地面をごろごろ。
それ小さいと砂や小石が大きくなってるから痛くない?
あ、魔法で護られてるから大丈夫なのか。
「うぇ」
「はい?」
「やる……」
「……どうしたんですか?」
「困らせるなって圧が…… 酷い目に遭いそうだから……」
「あぁ……」
確かにリアンがじーっとこっち見てるな。
いや元々こっち見てるから区別が付きづらいんだけど、多分サフィさんが言う通りの視線なんだろう。




