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2436：気を取り直して見せてもらおう。
手を引っ込めたら少し残念そうだったけど、すぐに切り替えて再開してくれた。
「……何も起きないね？」
「発動に時間がかかるんですかね」
特に何かが出て来たりもしてないけど、リアンは構えたままの状態だし。
【妖精】の召喚獣が発動するのに溜めを要求される技って、こんな所で出しちゃって大丈夫なんだろうか。
まぁ大丈夫じゃないなら使おうとはしないか。
……んん？
「あれ、どうかした？」
「いや、なんか違和感というか……」
なんだろう、微妙に体の調子が良い気がする。
体だけじゃなくて魔力もかな？
まぁ【妖精】にとってはセットみたいなものだろうけど。
「これ、もしかしてリアンがやってるのかな」
「あぁ、支援スキル的なやつかぁ」
私の言葉に微笑んで頷いてるので、どうやら合ってるらしい。
構えを解いてもこっちの体調はそのままって事は、使ってる間は動けないって事も無さそうだね。
一定時間で切れるのか、【神隠し】とかみたいに何かを負担して維持してるのかは判らないけど。
