2435:まとめて投げよう。
「おー?」
なんか傾けたり揺らしたりして遊び始めたぞ。
まぁラキも楽しそうだから何の問題も無いな。
リアンに返さなくて大丈夫なんだろうかってところ以外はだけど。
「よし、いくよー」
ん?
あ、ゆったりした動きで机に向かってぽーんと投げた。
幻の頭の上で楽しそうに両手を上げて飛んで行き、着地の衝撃でころんと転がって、机にしゅたっと華麗に着地。
うん、ラキはいつも楽しそうだな。
お粗末さまでしたって感じでぺこりとお辞儀をして、でっかいラキの分身を消すリアン。
……なんか消える直前にまたラキが突撃してたけど、その辺は気にしないでおこう。
突進が空振りして机から吹っ飛んで行ってても、糸はくっついてるんだからどうせすぐに戻って来るだろうし。
とか思ってたら早速よじ登って来た。
「見せてくれてありがと……って終わりじゃないのかな?」
「お、まだ何か有る感じ?」
指で頭をなでなでしようと思ったら、何やら再度両手を合わせて能力発動の構えに移ったな。
まぁせっかく手を出したんだからとりあえず撫でてはおくけど。
……うん、なんか集中の邪魔しちゃったみたいでごめんね。
撫でられてふにゃっとなっちゃっただけだから怒りはしないだろうけど、妨害した事には変わりないので心の中で謝っておこう。
こんな雑な撫ででもここまで喜ばれるとは、相変わらず【妖精】の好感度は高過ぎるな。




