2406:一応弁明しておこう。
「あ、そうそう」
「はい?」
すみっこから手際良いなーとシルク達のお片付けを眺めてたら、隣でラキをつんつんして遊んでたロシェさんが思い出した様に口を開いた。
「一応言っておくけど、積み木遊びする為にここに来た訳じゃないからね?」
「それはまぁそうでしょうね」
本来の作業の合間に気分転換とか終わって時間が余ったとかで、なんとなく積んでみたら楽しくなってしまったってところだろう事は解るよ。
私もよく脇道にそれちゃいがちだし。
「ところであれは何やってんの?」
「気にしない方が良いやつじゃないですかね」
「あー…… まぁ邪魔にはなってないみたいだし大丈夫か」
うん、なんか片付けられた資材の隙間にちょこんと座ってる【妖精】は気にしない方向で。
お片付けの妨害をしてるんじゃなければ問題無いんだし、カトリーヌさんのやる事を深く考え過ぎてたらなんかそのうちちょっとずつ引っ張られそうで怖いから。
あ、シルクに木のブロック乗せられてる。
こういうことだろうって空気を読んだんだろうな。




