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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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2403/3642

2403:手分けして運ぼう。

「ありがとうございます」


 あ、二人居るからシルクが頑張って二人持たなくても良いのか。

 力持ちだから頑張るって程でもないし、シルクはむしろ運びたがるだろうけど。


 ……おしごとですからって顔してるシルキーちゃんに、遠慮なさらずとお礼のなでなでを強行してる。

 相変わらず変なところで押しが強いな。


 まぁ嫌がってはいないみたいだから気にしなくて良いか。



 おっと、先導してもらうんじゃなくてシルクが先に行くんだね。

 まぁ場所は解ってるんだから、どっちが先でも別に問題は無いのか。


「お?」


 どうしたラキちゃん、いきなり跳び降りて。


 ……こっちこっちーって先導しようとしたのか少し走って手を振って、大人しくしてなさいとシルクにひょいっと摘まみ上げられた。

 うん、とりあえず何かしようとするのは良い事だと思うよ。



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