2322:飼い主を困惑させよう。
そういえばむつみさん、面白そうな気配なんてものを察知して歩き回ってるみたいだけど、当の面白いものに遭遇したらどうするつもりなんだろうか。
いや、少なくとも今回は別に危険な相手じゃないんだからどうもこうも無いか。
……いや一応危険な生き物ではあるのか?
まぁそれを言ったら、【妖精】の方がよっぽど危ないんだけどさ。
むしろ天使さんよりむつみさんの方が……って訳でもないな。
なんだか怖い雰囲気が有るってだけで、普通にしてれば優しいお姉さんだし。
まぁ今は人を引きずってるっていう普通とは程遠い状態なせいで、一見して既に怖いんだけど。
さて、そんな事は良いとして。
「それじゃ一旦帰ろうか」
「はーい、だそうですわ」
「……なんでいきなり通訳を」
「なんとなく、ですわ」
うん、確かにラキはそんな感じの動きと顔をしてるんだけどさ。
それわざわざ伝えるほどの事でも無いというか、見るだけで解るよね。
……まぁ別に良いか。
言葉通り特に意味は無いんだろうし、単に暇だったんだろうな。




