2285:理由に納得してもらおう。
「どうせ放っといてもジル辺りが喜んで付き添うだろ」
「そうねぇ」
あー、うん、なんとなく想像は付くな。
いつも通りの無表情のままで、楽しそうというか嬉しそうな雰囲気出してそうな姿とかも。
「静か過ぎる奴に騒がしいのが付いて丁度良くなるんじゃねぇか?」
「ぴっ!」
「……まぁそうだな」
なんかぴーちゃんに抗議されて納得してるんだけど、何を言われたんだろうか。
うるさくないもんって怒られたらはいはいって流しそうだし、それとは違いそうだけど。
……あぁ、多分ジェイさんのせいでこんな鳴いてるんだみたいな感じの事なんだろうな。
二人とも一瞬目を向けてた気がするし、当のジェイさんがなんかさっきよりニコニコしてるし。
「ぴ!」
「はぁい、こっちですよー」
あ、笑ってないでさっさと案内しろって襲い掛かってる。
変な事をされた訳じゃないからか、爪で蹴ったりはせずにどーんと体当たりしたり羽でぺしぺし叩いたりで済ませてるけど。
でもそれ、多分気持ち良いだけだよね。
まぁ攻撃じゃないただの抗議みたいな行動としては、それくらいで丁度良いんだろうけどさ。




