2275:くっつきを要求されよう。
「という訳で」
「どういう訳ですか」
さぁ来いとばかりに下を向いて頭を向けられてもですね。
いや、何を要求してるかは大体解るんだけど。
というか結果的にそういう姿勢になってるだけとはいえ、王女様がそんな簡単に頭を下げるのは……
いや初対面から土下座されてたな。
まぁあれはこっちが死んでたから簡単って言えるかはともかくとして、アリア様がそういう事をあんまり気にしない人なのは今更か。
「遠慮は要らんぞ」
「いや遠慮とかじゃないんですけどね。まぁ念の為に言っておきますけど、出来るだけ動かない様にしてくださいね?」
「うむ」
偉い人が折れてくれないのでこっちが譲歩するしかないな。
いやまぁ本当は嫌ですって言うだけで終わるんだろうけど、良い人だし色々と恩も借りも有るから仕方ない。
というか別にそんなに嫌がる理由も無いしね。
全く知らない人とかは別としても、人との接触は嫌いな方じゃないし。
まぁサイズが違い過ぎて、普通の「人との接触」とは大分違う感じではあるんだけど。




