2244:装備できたか確認しよう。
「こうしておさんぽハーネス付けて、と」
「その呼び方は、どうなのさ」
天使さんの背中にカチッとロープを接続する保護者さん、器具の名称に関する抗議は完全にスルー。
「てか実際のとこ、ルール上の扱いは私のペットみたいなものでしょ」
「それはまあ、仕方がない事なんだけど」
あぁ、まぁ確かに改造されてると魔物扱いだもんなぁ。
シャルロットさんもアヤメさんに担当してもらってたし。
聞いてないよって反応はしてないんだから、ちゃんとその辺の説明は受けた上で実験台になったんだな。
いや、流石にそこは当たり前だけど。
「さて、と」
「嫌な予感が、するのだけれど?」
天使さんの背中を羽の上からぽふぽふ叩く保護者さん。
触れるか触れないかってくらいに手つきが優しいのは、流れて行かない様にかな?
そういえば向きを変える時にせっかく畳んでたのに、また羽を広げちゃってるな。
いや、別に広げてても良いんだけど。
完全に丸まってるならともかく、半端に畳んでると窮屈なのかな?
「そいやっ」
「のわっ、せめて心のぅっ」
……ドンッと両手で突き飛ばしてからロープを引っ張っての急停止で、ちゃんと接続出来てるか試したのかな?
スキルで自重が無いに等しいのか、一気に止められてもそんなに苦しくはなさそうだったな。
ただ胴体が引っ張られたからなのか、四枚のでっかい羽が凄い勢いでぼふんって閉じてたけど。
もしあそこに誰か居たら大変な事になってたな。
いや、居ないから突き飛ばしたし居ないから我慢せずに閉じたんだろうけど。
「なんかあれ、ペットっていうか扱いが面倒な武器みたいですね」
「確かに、中々に強力そうではあるな」
保護者さんの言葉に苦笑しつつも同意するアリア様。
見た目は名前の通りに天使っぽいのに、運用方法はマキちゃんと一緒なのか……




