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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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2235/3640

2235:用途を訊いてみよう。

「ふーむ」


「おぉぅ……」


 いや、なんでいきなりモフりを再開したのさアリア様。

 天使さんがちょっとビクッてしちゃってるじゃないか。


 というか普通の羽じゃないって解ってからも、何の躊躇もなく突っ込んでいくのは流石だな……

 まぁ確かにさっきまで触ってて問題無かったんだから、天使さん側が何かしない限り害は無いんだろうけどさ。



「おぉ、なるほど」


 あぁ、もふもふ羽毛をかき分けて地肌を見たかったのか。

 納得するのは良いんだけど、一応言ってからの方が良かったんじゃないかな。


 というか見て解る様なものなんだろうか。

 まぁアリア様は色々詳しいんだろうし、解るからやって……るかはどうなんだろう。

 散々ごそごそしておいて笑顔で「うむ、わからん!」とか言うのも、それはそれでアリア様っぽくはある気もするし。


 どっちにしろ少なくとも今回は解ったみたいだから、天使さんも探られ損にはならなかったらしい。



「して、この羽(これ)はどの様に使うのだ?」


「簡単な使い方ですと、こうして挟み込む形になりますねぇ」


 こんな感じに、と両手をぽふんと合わせるジェイさん。

 まぁあれだけ大きい羽なら、正面に居る相手も簡単に挟めるだろうなぁ。


「気持ち良さそうだな」


「うふふ。力を入れなければ天国かもしれませんねぇ」


「力を入れるとどうなる?」


「閉じる力は相当なものですので、並大抵の力では為すすべなく挟み潰されますねぇ。それと内部の羽は硬質化出来ますので、こんな風にして挽肉の出来上がりですねぇ」


 合わせた手をこすり合わせるジェイさん。

 いや、うふふふじゃないんだよ。

 相変わらずなんて生き物を生成してるんだ、この人は。



「ちなみに開く力の方は最低限しかありませんので、一般の方の力でも開く前でしたら簡単に抑え込めます」


「ふむ」


 ……ワニか何かな?



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