表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

2215/3641

2215:出迎えをモフろう。

 お、研究所の塀が見えてきた。


「昨日ぶりだねー」


「ぴゃ」


 いやぴーちゃん、そうだねーって感じでお返事してるけど君は違うでしょ。

 なんとなくそう感じただけで、実は全然違う事言ってるのかもしれないけどさ。



「うむ、ご苦労」


「ん? あ、お疲れ様です」


 アリア様が急に立ち止まるから何かと思ったら、ジルさんが道の端っこでひっそりと控えてた。

 私達が来たのを察知して出迎えてくれたのかな。



 丁寧というか隙が無いというか、綺麗な動作で門を開けてくれるジルさん。


 いや、まぁ私には相当しょぼい動作でもない限り隙なんて見えないんだけど。

 ふにゃふにゃな時のお姉ちゃんくらいの隙の持ち主ならともかく、そんな人が隠密とか警備とかしてる訳が無いし。


 ……いや、なんか物陰で丸まってすやすや寝てたりする隠密の人に心当たりは有るけどさ。



 しかし相変わらず何も喋らない人だなぁ。

 別にそれで問題は無いから良いんだけど。


 うちの子達と違って動作や表情でも読み取りづらいけど、同僚の人(ランディさん)達にはちゃんと通じてるみたいだしね。




 まぁそんな事はどうでも良いとして、さっさと中に……


「いやいきなり何をやってるんですか」


「部下とのコミュニケーションは大事な事だからな」


「それそういうのじゃないですよね」


 コミュニケーションは確かに大事な事かもしれないけど、間違いなくお狐(ジル)さんのしっぽを両手でもふもふする事じゃないと思うんだ。


 というかそれ、普通ならハラスメントの方に分類される行為じゃないかな。

 どう考えても元から仲が良くないと普通に怒られるやつでしょ。


 まぁ実際ジルさんは気にしてないというか、判りづらいけど嬉しそうだから問題は無いんだろうけどさ。

 アリア様、触り方は丁寧だしモフった後にちゃんと綺麗に整えてあげてるし。

 ちゃんとというか、むしろ元通り以上にツヤツヤになってるんじゃなかろうか。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ