2202:乗ったり落ちたりしてみよう。
……なんかちょっと目を離してる間に、香箱座りのみけちゃんの上にすあまちゃんが同じポーズで座ってる。
あれは一体どういう状況なんだろうか。
あ、その上にぴーちゃんがもふっと覆いかぶさっていった。
ふかふかでぬくそうな空間だなぁ。
……いやシルク、なんで更にその上、ぴーちゃんの背中にかんてんちゃんをそっと乗せたの。
挟まれたぴーちゃんが疑問符を浮かべてるぞ。
いや、それを言ったらぴーちゃん自身もなんで乗ったのって話になるんだけど。
まぁ【妖精】みたいに柔らかくないから、かんてんちゃんが乗ったくらいじゃなんともないだろうけどね。
私達でも勢いよく飛び乗ってきたりしない限りは大丈夫な程度の重さだし。
あ、一番上にラキが駆け上って両手を上げてる。
なんだかよく解らないけど、楽しそうだから気にしないでおこう。
土台にされてるのかなってるのかは知らないけど、一番下のみけちゃんもちっこいのに囲まれて楽しそうというか幸せそうだし。
あとなんか近くで見てたお姉さん達もすっごい幸せそうだし。
ただ何かやってた作業の手が完全に止まってるみたいだけど良いのかな。
まぁそこは本人が決める事だから気にしても仕方ないか。
というか私もあっち見てないで作業に集中……
しようと思ったらなんでいきなり崩落するんだ。
すあまちゃんがじっとしてるのに飽きて動いたからみたいな崩れ方だったな。
というかぴーちゃんは伏せてたんだし、それでも簡単に落ちて行ったって事は合意の上での解散って感じなのかな?
あ、ぴーちゃんがこっち来た。
「ぴゃ?」
「ん? あぁうん、良いよー」
その辺を飛び回ってきて良いかなって感じの声をかけられたので許可を出す。
わざわざ言わなくてもこっちが終わるまでにはちゃんと戻って来るだろう。
「ぴっ」
「はい、行ってらっしゃーい…… んん?」
「お、大冒険かな?」
行ってきまーすと飛んで行ったぴーちゃん、急降下してかんてんちゃんを両足で掴んで、そのまま空へと連れて行ってしまった。
他の子達が特に反応してないあたり、かんてんちゃんが空のお散歩がしたいとでも言ったんだろうか。
「あれ、絵面が完全にご飯か何かだよね」
「そうなんですよね」
太郎を運ぶ時もそうなんだけど、ぶら下げて飛んでる姿がどうしてもそんな感じになっちゃうんだよね。
まぁ何か問題が有る訳じゃないんだから、別に良いんだけどさ。




