1706:どういう問題か聞こう。
「で、肝心のお話なんだけどさ」
「あ、はい」
何事も無かったかの様に本題に入るスナさん。
まぁただ名乗っただけだから何事も無いのは事実なんだけどね。
「実の所、本当に相談が有るのは私じゃないんだよね」
「はい?」
え、ここまで来て?
いや、私が何も聞かずにどうぞどうぞって引っ張りこんだのか。
「私の友達が今日やっとこのゲーム始められたんだけど」
「はぁ」
その人が相談したいって話なんだろうか。
それなら直接来てくれれば良いだけなんだけど、何か問題が有るのかな?
こっちの声が聞こえないとかだったら、スナさんと一緒に来れば良いだけだし。
「こういう問題は妖精さんに相談するのが一番だって言われてさ」
「誰に……というか、こういう問題ってどういう問題ですか」
「ランダムで出る変な種族」
「あー……」
「あと誰にって質問の答えは『みんな』かな?」
「あー……」
思った通り持ち込まれたのは変な問題だったよ。
まぁ確かに、ここに話を持ち込めば最高責任者にも届くから、ある意味では間違ってないと思うんだけどさ。
めーちゃんやソニアちゃんっていう前例も居る事だし。
ただそれ、別に私を介さなくても役場で直接お願いすれば良いんじゃないかな。
まぁ私はただのプレイヤーの一人だし、偉い人に比べれば話しやすくは有るかもしれないけどさ。
ここは変な生き物の駆け込み寺じゃない……と思う。うん。
実際普通の人類の方が少ないから、はっきり否定できない所ではあるけど。




