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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1688/3914

1688:暇なので走ろう。

 そういえば召喚獣の契約枠って最初から二つは有った筈だけど、ロシェさんはういろうちゃんしか喚んでないな。

 まぁ別に枠が有るだけ契約しなきゃいけないなんて事は無いんだから、別にそれはそれで良いのか。


 どうせ今の段階だと二体同時には呼べないんだしね。



 あ、シルクも珠ちゃん達の居るベンチに飛んで行った。

 今はモニカさんが妙に張り切ってるから、やる事が特に無いもんね。


 シェラもその下をとことこ歩いてついて行ってるな。


 ん?

 ふわりとベンチに座ったシルクに、何やらボディーランゲージで伝えてる。

 どうしたんだろうか。



「おっ、シェラちゃんもかなり速いねぇ」


「……元気だなぁ」


 シルクの「よーい、どん」って合図で勢い良く駈け出して、そのままどこかへ走り去ってしまった。

 環状の遊歩道を走って行ったんだし、多分一周して戻って来るんだろうな。




「よーし、それじゃ私はこの辺で切り上げようかな」


「お疲れ様でーす」


 しばらく三人で蜜を集めてたけど、先に始めてたロシェさんは一足早く抜ける事にしたらしい。

 まぁ早く始めたら早く終わるのは当たり前だな。


「……って、あれは何事なんだろう」


「はい? ……またやっちゃったかぁ」


 困惑するロシェさんの声でベンチの方を見てみると、珠ちゃんとういろうちゃんが二匹(ふたり)並んで太郎にごめんなさいしてるのが見えた。


「多分ですけど、急に動いた太郎につい手が出ちゃったんでしょうね」


「あー……」


 現場は見てないけど、あの様子だと二人で仲良くころころ転がしちゃったんだろうな……



 というか太郎も太郎で、珠ちゃん達の手が届く範囲でダッシュしなきゃ良いのにね。

 流石に「つい」で飛び掛かるところまでは行かないだろうし。


 いや、被害者が悪いみたいに言うのも良くないけどさ。

 太郎がわざと挑発してるんだったらともかく、特にそういう意図は無いと思うし。


 ……無いよね?



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