1015:喋る時は気を付けよう。
「シャルロットさん、人気者だねぇ」
「物珍しっ、さからかとっ、思いまぐっ!?」
「だ、大丈夫……?」
「んいっ……」
……あー、舌噛んだっぽいな。
お姉ちゃんに茶化されたからって、揺れてる状態で無理に喋るからー。
いや、まぁ慣れるために無理にでも喋ろうとしてるんだろうけどさ。
「ありがとっ、ございますっ」
「いえいえ」
あぁ、些細とはいえ負傷した訳だし、レティさんが魔法で回復してあげたのか。
一応本職だし、私たちがふーって吹くよりは効果的だろう。
なぜかこっちを希望する人が多い気がするけど。
いや、なぜかっていうか普通に気持ち良いからか。
あと謎の【妖精】需要。
ちっこければ良いってもんじゃないと思うよ。
自分がこっち側だから言ってるってのも有るけど、なにせ私だからな。
実際の所、私なんかよりカトリーヌさんの方がよっぽど可愛らしいんじゃないかな。
ちょっと中身がアレなだけで、見た目はかなり良い方だと思うし。
うん、ちょっと中身がアレだけど。
まともでいてくれさえすれば、凄く良い人なんだ。
切り替えスイッチが軽すぎるのが問題なだけで。
あと私と違って、ばいーん……っていうかどばーん!って感じだし。
いや、うん、そこは好みが有ると信じよう。
そう思わなきゃやってられないんだ。私は。
というかまぁ、私を基準に考えると全員が可愛らしくなりそうだけどね。
とりあえず睨みつけてこないし。いや睨んでないけど。




