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愛梨ちゃんに近づきたい

俺から雄太のところへ行くことはめったになかったけど山下愛梨ちゃんと仲良くなりたかったから雄太の席に行った。

「おい、お前らさっきはよくもやってくれたなぁ!」

「それは・・・もう終わったことじゃん。」

「そりゃぁ過ぎたことだけど俺には被害が大きいんだよ。」

「分かった、ごめん。」

「ごめん、ごめん、あっ、梨佳ちゃん。」

梨佳たち3人組がやってきた。目線は大和と転入生の愛梨だった。

ライバル意識を持ったみたいだ。

「南、あいつら追い払って来い。」

「何で私が?」

「いいからっ。あいつら愛梨ちゃんをライバル意識してるから愛梨ちゃんが怪我するかもしれないだろっ。」

「えらーい!大和、」

そんくらい分かれよ、それにしても愛梨ちゃんは何か引きずってるなぁ。

俺はどうしたらいいんだろう・・・。南が梨佳たち連れてくる、何考えてるんだよ。

「大和、携帯貸して。」

「嫌だ。」

「あたし大和の弱点知ってるよ。」

「はっ?」

俺の弱点?まさか・・・さっきのホームルームのとき見てたのか?

でも梨佳に携帯貸したくはない。

「大和の弱点は・・・梨紗先輩。」

「あ〜、あいつは怖いよ。あれものすごい弱点。」

梨紗先輩は確かに怖いけど俺とはとても仲が良い・・・可愛いで有名だけど俺は恋愛面では好きにならなかった。なぜだか分からない。

「だから携帯貸して、」

「嫌だ、さっさと教室に帰れ。南、何でつれてきたんだよ。」

「それは・・・・。」

「あたしたちの力ってすごいでしょ?南にかっこいい男の子紹介することを約束して・・・。」

「おい、南。こいつの知り合いの男はやめろって!」

「だって・・・。」

南に頼んだのが悪かったんだよな。これじゃぁ愛梨ちゃんにちっとも近寄れない。

あーぁ。なんか追い出す方法ないかな?そしてまた眠くなってきた。

雄太の机に座って寝ようとしたとき先生が戻ってきた。

「ほら、隣のクラスの生徒は教室の中に入るんじゃない。」

「はーい。あっ、大和今日学年会議あるから。」

先生、グッドタイミング!いつか恩返しするぜ!

「大和、愛梨さんちょっと来て。」

「先生がこっちに来てください。」

「早く来い!」

しょうがない、行くかっ。愛梨ちゃんと2人で呼ばれるなんて気分いいなぁ。

「放課後でいいから愛梨さんに校舎の中案内して。」

「俺が?」

「学級委員だろ?」

「でも放課後は学年会議があるってさっき梨佳が言ってた。」

一応こう言っておかないと俺が愛梨ちゃんに気があるっていうのが分かっちゃう。

「お前、いつも行かないだろっ。学年委員長のくせに・・・。」

「うん・・・。じゃぁ愛梨ちゃんの校舎の案内するよ。」

「大和なら言ってくれると思ったよ。今朝のことは親には言わないでおくよ。その代わりサボったら言うから。」

「分かった、サボらない。学級委員らしい仕事やります。」

「じゃぁ放課後頼む。終わったら職員室に寄ってくれ。」

よっしゃぁ。愛梨ちゃんと2人で校内デートだっ。愛梨ちゃん笑顔じゃん。俺と一緒でうれしいの?

顔に表れるんだなぁ。この際放課後何があったか聞いてみようっと。

「おい、何の話?」

「愛梨ちゃんを放課後校内を案内してあげてだって!」

「お前学年会議は?」

「そんなの俺がいつも行ってないの先生知ってるから・・・だから俺に簡単な仕事を任せたんだよ。」

「さすが・・・先生。」

いやぁ嬉しいなぁ・・・って待てよ。あいつら俺と一緒に行く気じゃないだろうな・・・。

さっきも教室に来たんだし一緒に行こうって言ってくるに違いない。

これは雄太と良介と徹平に頼むしかない。

「おい、お前ら、頼みがあるんだけど・・・。」

「何だよ、変な話じゃないよな?」

「放課後、俺、愛梨ちゃんを校内案内するって言ったじゃん。絶対放課後梨佳たちが

俺を迎えに来るから・・・梨佳にうまいこと言ってくれない?」

「しょうがねぇなぁ・・・今度お礼に何かしろよ。」

「サンキュー!」

こういうときに友達っていうのは頼りになるんだよな。

ホント楽しみだ。愛梨ちゃんと校内デート


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