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料理嫌いの嫁を家で待ちながら、無職夫は今日も夕食を作る~幸せ手抜き料理  作者: だい


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第25話:お餅とポークチリビーンズ

「いやー、寝たねえ」


そう言いながら、

嫁子が起きてきたのは午後だった。


昨日は、お笑い番組を

遅くまで見ていたからねぇ。


「おなか減ったでしょ?

 なんか食べるかい?」


「うーん、正月だし

 お餅食べる!」


「何が食べたいの?」


「お雑煮がいいなー」


「んー、作ってないから

 簡単雑煮だね」


「いいよー。

 お腹空いて待てないし(笑)」


どんぶりに、焼いた餅を入れ、

うま味調味料とかつお節。


麺つゆと醤油を入れて、

お湯を注ぐ。


仕上げに三つ葉とかまぼこ。


これで完成だ。


簡単で、美味しくて、早い。


昔から、餅好きの嫁子に

よく作ってやっていた。


「どうだい、嫁子?」


私は、磯部焼きを食べながら聞く。


「美味しい!

 やっぱりお餅は最高だね!」


とても嬉しそうに、

お餅を頬張っている。


「もっと食べる?」


「んー、

 何か変わったお餅食べたい」


「了解だよ」


餅を器に入れ、

浸るくらいの水を入れる。


レンジで温め、

柔らかくなったらフライパンへ。


広げて、

ピザ用チーズを乗せる。


塩胡椒をして、

蓋をして溶かす。


両面こんがり焼いて、

ハチミツをかけたら出来上がり。


「ハチミツ餅チーズ、

 出来たよー」


「おっ、これは前の

 ハニーアップルピザの

 餅バージョンだ」


「そうそう。

 ホットクみたいで美味しいよ」


私も食べてみる。


外はパリパリ、

中はモチっと。


まあ、そりゃ餅だし

当たり前か(笑)。


チーズの塩気に、

ハチミツが合うなあ。


でも餅だし、

あまり食べると太りそうだ。


……と思ったら、

嫁子は雑煮も含めて五個目だった。


さて、夜は何を食べよう。


昨晩は、おせちに年越しそば。

醤油系の味が続いたなあ。


今日は洋食で、

「ポークチリビーンズ」にしよう。


私も嫁子も、

トマト味が好きだしね。


ロース肉をハサミで一口大に切る。


玉ねぎは粗みじん、

セロリは筋を取って五ミリほど。


オリーブオイルにニンニク。


玉ねぎと肉を炒め、

セロリを入れて火を通す。


カットトマトを加え、

煮立ったらブイヨン。


塩胡椒とケチャップで味を整える。


豆の缶詰を入れ、

チリパウダーはお好みで。


蓋を開け、

十分ほど煮込む。


とろみが出たら完成だが、

食べるのは夜。


その前に、

実家と嫁子の実家へ挨拶回り。


そのあと、

今年初めてのドライブへ。


三十五年前から、

何度も来ているお気に入りの場所。


正面には海が広がり、

左に三角の岩。


右には、

屏風のような岩が並ぶ。


小学校の頃から好きな場所で、

今は二人のお気に入りだ。


今年も二人で来られたのが、

ただただ嬉しい。


「今年もよろしくね、嫁子」


「こちらこそ!

 今年も美味しいご飯、

 お願いします」


帰り道、

嫁子が声を上げた。


「パパ、

 いつものパン屋さん開いてる!」


元旦なのに、

好きなパン屋が開いていた。


バゲットと

ガーリックフランスを買って帰宅。


「今日は出かけるの

 寒かったっしょ?」


「元旦じゃなきゃ、

 引きこもりだったわ(笑)」


さて、

ポークビーンズを温めよう。


温めている間に、

バゲットを焼く。


何本かは、

チーズを乗せて。


「じゃあ食べようか、嫁子」


「「いただきます」」


寒い日の温かい料理は、

それだけでご馳走だ。


うん。

派手じゃないけど、これ好き。


トマトの酸味に、

肉のうま味。


セロリの香りが効いている。


豆と玉ねぎに、

豚肉のコクがしみて旨い。


私は、

チリペッパーよりタバスコ派だ。


バゲットにつけると、

もう止まらない。


「やっぱり

 ポークビーンズ美味しいね」


「ね。

 俺たちトマト好きだよね」


今年も、

嫁子の「美味しい」を聞きながら

過ごしていこうと思う私でした。

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