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第二十話 新しい仲間?(4)

「じゃあじゃあ、このへんで《ネクロプリースト》の話は終わりにしよっか~。私が知ってるのも、だいたいこんなもんだし。正直言って、転生してからまだ十年ちょっとしか経ってないから、遺忘者の中じゃ、まだまだひよっこなんだよ~」


「十年で、ひよっこ……?」

私にとっては、十年ってまさに前世の“人生そのもの”なんだけど!


「もちろんだよ~」ココリは当然のようにうなずいた。「アンデッドとしては、十年なんて一瞬みたいなもんだからね~。高位のアンデッドなんかだと、一回眠るだけで何年も寝ちゃうって話だよ」


「えっ、一ヶ月も寝られたら、もうすごいと思うけど……」


「一ヶ月かぁ~。新米のうちはそれでも長い方かもね~。最初のうちは、狩りもまともにできないし、バイトで日銭稼いで、やっと手に入れたソウルフレイム一個を消化するために眠るって感じだったから」


「でも、姉御はいつも私より長く寝るんだよ!この前なんて、まるまる一ヶ月寝てたこともあったし!」


「え?アイリちゃんのこと?」

ココリは目を丸くして、姉御の方を振り向く。「すごいなぁ~、尊敬しちゃう!」


「は、はは……そんな、運が良かっただけだよ~。あれ、なんか話題がまた私に戻ってきた気が……」


姉御は少し照れたように笑っていた。


「ところで……魔法について、もうちょっと質問してもいい?」


「もちろんいいよ~。分かる範囲で答えるから、どんとこい!」


「うん、将来の方向性を考えておきたくて……」


「属性とかは決めてるの?地、水、火……とか。今覚えてる魔法は何かな?」


「うーん……環境との相性を考えて、暗属性で行こうと思ってる。今覚えてるのは、《シャドウアロー》、《スワンプ》、《シールド》、《デビルスキン》。一番使ってるのは《シャドウアロー》かな。詠唱が速くて、消費も少ないし。あと、強化版の《シャドウアロー》を覚えようかと思ってるんだけど、資源の無駄遣いにならないか心配で……」


「どれも基本的で優秀な魔法だね。《シャドウアロー》や《デビルスキン》は暗属性で、今の環境だとコスパ最高だよ。《スワンプ》は地属性、《シールド》は属性なし。暗属性で進むなら、まずはその方向で考えていこうか」


ココリは少し言葉を区切って、続けた。


「暗属性の魔法は、三級までは特別な系統に分かれていなくて、代表的なのは《シャドウアロー》、《コラプション》、《フィアー》、《ボーンスピア》、《ウィークカース》。でも、三級を超えると三つの体系に分かれるの。『破滅』『苦痛』『悪魔』ってね。それぞれ特色が違うんだよ」


「三体系って……なるほど、でも自由に混ぜちゃうのは難しそうだな。資源的にも……」


「うん、学習コストが高いから、やみくもに覚えるのは現実的じゃないね。でも、もし三体系を目指すなら、初級魔法はある程度絞っておくのもアリだよ。たとえば、強化版シャドウアローは必修。《ボーンスピア》も覚えておくといいかも。物理属性があるから、エネルギー無効系の敵にも対抗できる。《コラプション》は範囲継続ダメージがあるけど、タゲ取っちゃいやすいからリスクはあるね。でも、ジルがタンクしてくれるなら、使い所はあるかも?」


「暗属性って、範囲魔法少ないの?」


「というか、ほとんどないと言ってもいい。でも、単体火力はトップクラスだよ」


「高位魔法の学習コストも分からないし、節約重視で行くかな。それで、その三体系の特色って?」


「破滅体系は、暗属性と火属性の混合魔法。単体爆発力が最強で、専用魔法で敵にダメージを与えると《デスエッセンス》を生成して、それを吸収して継続火力を出せる。瞬間詠唱の魔法も多いよ。ただ、リソース消費が激しくて、デスエッセンスを稼げないとすぐに息切れしちゃう。あと、移動戦には不向き」


「苦痛体系は、暗属性と呪いの混合。複数の持続ダメージを重ねて、安定した火力を出せるのが強み。移動戦にも強いけど、爆発力は低めで、耐性高い敵にはやや不利かもね」


「悪魔体系は、召喚術と錬金術の融合で、不死生物や悪魔を召喚して軍団戦を展開する感じ。広範囲制圧力がすごいけど、召喚の準備に時間がかかるし、初動の火力が弱い。それに、コストも一番高い」


――ココリの熱弁に、隣の姉御は興味津々な表情をしていたけど……

私は、途中からもう頭がグルグルしてきて、目の前が暗くなりそうだった。


……うん、やっぱり魔法は姉御に任せよう。私は私で、防具選びに集中しようっと!

仕事が本当に忙しすぎて、毎日クタクタだよ。退勤した後なんて、魂が抜けそうな感じ…。でも、ここ数週間はいいアニメに救われてた。タコPの『原罪』アニメ見て、ボロボロ泣いちゃったし、今週ついに最終回迎えて、嬉しいような寂しいような気持ち。来週からもう追うのがないなんて……。それでまた最初から全部見直して、またグチャグチャに泣いた。ほんとに涙もろすぎる自分にびっくりするよ。

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