雪と雪に付随する思い出
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涙が溢れて起きた
夢のような時間は通り過ぎた過去だった
外には積もっていく雪と
雪に付随する過去も降ってきた
昼過ぎには晴れて車の轍が無数にあって
昔あった10代の可能性のようだった
明くる日には雪は溶けていった
そこにはまっすぐな一本道と
かすかに見える行き止まりだった
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私は現在関西から映像作家になるという夢を追いかけるために上京し、
毎日朝早くから夜遅くまで働いて、東京の夜景を作り上げる1人となっています。
この話はある日の朝の話です。
露風