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普段の兄、幼馴染。変わらない良さ。

俺、竹中たけなか 直人なおひとには、好きな人が2人いる。


それは、



「グッド モーニング!いい朝だな!!

……?、グッド モーニングも直訳でもいい朝だから、二重の意味だな!わははは!!」


そう言って、朝っぱらから2階の俺の部屋にどかどかと入ってきて豪快に起こしてくる

兄の竹中たけなか こうと、



「ちょっと、光さん!直人が凄い嫌そうな顔してるじゃないですか!」

「大丈夫、大丈夫!いつもこんな感じだから!」

「い、いつもって……。」


そう言って、少し引いた顔をするのは神崎かんざき 神楽かぐらの2人だ。


神楽は隣の家に住む所謂、幼馴染だ。

神楽の髪はセミロングのサラサラで、前触らせてもらった時とても肌触りが良くて驚いた。


「あ、もう、こんな時間じゃん!さっさとこいよ!直人!!」

「分かってるって!さっさと下行けよ。」

「わははは!!分かったよ、じゃあ待ってるからなー!」



兄さんはいつもうるさい。でも、嫌いとかそういうことを感じたことは今まで一度もない。

それくらいの人柄と心の広さを持っているんだ。

だから、俺は兄さんのことを褒める人は見ても、悪口を言う人は一度も見たことがない。



そんな兄さんだ。そんな人が幼馴染としていたら、”恋に落ちる”ことを何も不思議なことじゃないと思わないか?


「‥‥‥。」

ふと、気がつくと神楽がぼーっと俺のことを見ていた。


「何、寝癖でもひどい?」

「いや、なんでもないわよ。直人も光さん見習って、早く起きなさいよ。」

そう言って、神楽は一階に降りて行った。


(あの兄でこの弟か‥‥とか思ってたのかな?)


俺は兄さんのことが好きだ。それは変わらない。でも、嫉妬はする。


『光はあの偏差値の高校に行った。』

『光はバスケで何点取った。』

『光は何人に告白された。』


だったり、比較されることが何度もあった。

これが俺にとっての日常で、普通で、当たり前だ。

それで傷つくことなんて今更ない。


(でも、好きな人に思われる。それはちょっと辛いな‥‥。)



「そろそろ、下に行くか‥‥。」

少し経って、俺はようやく重い腰を上げて2人のところに向かった。

この作品はとりあえず、本編10話は書いて、

完結させてるので、2日に一本で投稿します!

あと、番外編も投稿します!

よろしくお願いします!

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