最終話 夢の終わり
---三人称視点---
拳至とアッカーマンのライト級四団体統一タイトルマッチから、五ヶ月が過ぎた。 二月下旬、拳至は無事大学の卒業も決まり、後は卒業式を迎えるだけとなった。 アッカーマンとの戦いで負傷した左眼の手術も無事成功して、視力もかなり回復していた。
同期の藤城や瓜生から「一緒に卒業旅行に行かないか?」
と誘われたが、拳至はそれをやんわりと断った。
そして恋人である氷堂愛理とは度々会っていたが、
どうもイマイチ気持ちが盛り上がらなかった。
「拳至くんはずっとボクシング漬けの生活だったからね。
急に止めたから、色々と踏ん切りがつかない状態なのかしら?
とりあえず別れの挨拶も兼ねて、お世話になったジムにもう一度行って来たら?」
という愛理の助言に拳至は、素直に従う事にした。
確かにこんな状態で愛理と会うのも悪い気がする。
だから拳至は重い腰を上げて、約五ヶ月ぶりに聖拳ジムに顔を出した。
すると本山会長や松島トレーナーや先輩である南条は大いに歓迎してくれた。
「そうか、お前ももう大学を卒業するんだな。
卒業後はどうするつもりなんだ?」
「とりあえず大学院に進学します」
南条の問いに拳至はそう答えた。
「ほう、これからは親父さんの後を継ぐための修行に入るのか?」
「どうですかね? でもオレは政治家になるつもりはないですよ。
継ぐなら剣持グループの会社になると思います。
そういう南条さんはもう大学院も卒業ですよね?
卒業後はどうするんですか?」
「まあ俺の場合は後、二年ほどプロボクサーに専念するよ。 親父も『二十六まではボクシングに専念しろ。会社継ぐのはその後で良い!』と言ってくれてるからな」
「そうですか、そういえばそろそろ試合ですよね?」
「ああ、お前が返上したライト級のWBLのベルトを掛けて、あのマクシーム・M・ザイツェフとのリターン・マッチだ! 奴には初黒星をつけられたからな、だから今度の試合で倍返しにしてやるさ」
「ザイツェフが相手ですか? 勝算の方は?」
すると南条は微笑を浮かべた。
「確実に勝てるとは言わんが、俺も遊びでボクシングをしているわけじゃない。
まあお前が返上したベルトを俺が奪い返してみせるさ!」
「はい、後の事はお任せします。
それじゃあ、オレはそろそろ帰ります!」
「あっ、剣持。 ちょっと待ってくれ!」
不意に呼び止められて、拳至は足を止めた。
「実はお前に頼みがあってな。
おい、拳人! こっちに来い!」
南条はそう言って、一人の少年を呼び寄せた。
すると少し華奢だが、中学生くらいの美形の少年がこちらにやって来た。
その少年は拳至を前にして、緊張した表情を浮かべていた。
「あ、コイツ。 拳人って言うんだけど、コイツの死んだ親父さんが聖拳ジムに居たウェルター級の世界ランカーだったんだよ。 なんでもお前のファンらしくてさ。 だからサインしてやって貰えるか?」
「へえ、コイツはまた飛び抜けたイケメンじゃないか。
まあオレ程じゃないけどな~」
と、妙な対抗心を見せる拳至に戸惑う少年。
「いえ……そんな……」
「まあサインくらいお安いモンさ。
でグローブにすればいいのか?」
「は、はい。 願いします」
少年はそう云って赤いグローブを拳至に差し出した。
すると拳至はその赤いグローブに黒いサインペンでサインして見せた。
「ほらよ? これでいいか?」
「は、はい! ありがとうございます」
「まあお前のようなイケメンがプロになると、
客を色々と沸かせそうだから、頑張れよ!」
「はい、頑張ります!」
「……で拳人とやら、お前のフルネームは?」
「か、神凪です! 神凪拳人です!」
「そうか、まあじゃあ頑張れよ。
それじゃ南条さん、失礼します。
ザイツェフとの試合、楽しみにしてますよ」
「おう! 会場に来るのは無理でもテレビくらいは観くれよ」
「はい、じゃあまたいつか会いましょう」
そして拳至は聖拳ジムから去って行った。
その後ろ姿を見ながら、南条と拳人は元四団体統一王者を見送った。
「それじゃ練習に戻ろうぜ」
「はい!」
南条 勇
九月二十六日生まれ O型
マクシーム・M・ザイツェフとの再戦を
6ラウンド2分13秒TKO勝ちでライト級のWBL世界タイトルの奪取に成功。
二階級制覇王者となり、その後、WBL王座を七連続防衛。
また世界IBL王座の統一にも成功。
そして二十九歳でチャンピオンのまま引退するまで、
世界ライト級WBL王座九連続防衛、IBL王座二連続防衛。
聖拳ジムの看板ボクサーとして日本だけでなく、世界に名をとどろかせた。
最終戦績:33戦32勝26KO勝ち1敗
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「……ただいま」
「マクーシャ、おかえりなさい」
「イーナ、すまない。 また負けてしまったよ」
南条とのリターン・マッチに敗れたザイツェフは、
暗い表情を浮かべて、恋人にそう告げた。
だが恋人であるイリーナは笑顔でザイツェフを迎えた。
「いいのよ、私は貴方が無事でいれば……」
「だが二度の負けは大きい。
この後、ビッグマッチに絡むのは難しくなるだろう」
「それよりマクーシャ、貴方に知らせたい事があるのよ」
「……何だい?」
するとイリーナは自分のお腹に両手を合わせた。
ザイツェフは一瞬呆けた顔でそれを見ていたが、
その意味に気付くなり、真顔になった。
「ま、まさか……」
「そうよ、貴方の子を宿したのよ」
「……」
急な告白に戸惑うザイツェフ。
「……嬉しくないの?」
「い、いや……ただまだ実感が沸かないんだ。
そ、そうか……オレは父親になるのか……」
「そうよ」
「……イーナ、今更だがオレと結婚してくれ!」
「ええ、もちろんいいわよ」
「イーナ、オレは君と産まれてくる子供の為に
もっともっと頑張るよ!」
「いいのよ、私は今でも幸せよ?」
「いや現状で満足しては駄目だ。
オレは君にも子供にも幸せになって欲しい。
何より子供に取って、誇らしい父親になりたい」
「うん、私はいつでも貴方について行くわ」
「イーナ、ありがとう!!
こんなオレの事を愛してくれて……」
「マークシャ、一緒に幸せになりましょう」
「嗚呼……」
マクシーム・M・ザイツェフ
七月五日生まれ B型
南条勇との再戦に敗北後、S・ライト級に転級。
そして二年後に世界IBL王座の奪取に成功。
その後、世界IBL王座を六連続で防衛するが、
七度目の防衛戦でアッカーマンと対戦。
そして激しい打撃戦の末、判定負け王座陥落。
その後、ウェルター級に転級。
三十二歳の時にウェルター級のWBL世界タイトルの奪取に成功。
三階級制覇王者となったが、初防衛には失敗した。
そして三十三歳で引退。
その後は士官学校時代からの友人のパーベル・チェルネンコと
アメリカで警備会社を立ち上げて、引退後も悠々自適に暮らした。
子宝にも恵まれて、妻や三人の子供と共に幸せな人生を送った。
最終戦績:36戦32勝25KO勝ち4敗
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「カール、怪我の方はもういいのかい?」
「嗚呼、まだ顎が少し痛むがな」
拳至との試合から約十ヶ月後。
アッカーマンとその友人ヘルマン・アルムスターは、
旧ベルリンの壁の前で久しぶりに再会を果たした。
拳至との激闘の末、
アッカーマンはプロ入り後、初黒星を喫した。
更に顎を砕かれて、完治するまで九ヶ月を要した。
正直、肉体的だけでなく、精神的にもダメージを受けた。
だからアッカーマンはこの場でヘルマンと再会する事にした。
「それでカール、今後はどうするつもりなんだい?」
「……まあ色々考えたが、とりあえずボクシングを続けるよ」
「……そうか」
「嗚呼、しかしリベンジした奴はもう既に引退している。
ケンモチめ、上手い具合に勝ち逃げされたぜ……」
「まあでも彼ももうボクシングは出来ないから、許してあげなよ?」
「……だがオレは奴ともう一度戦いたい!」
「……まあ気持ちは分かるけどね」
と、両肩を竦めるヘルマン。
するとそれに釣られて、アッカーマンも苦笑した。
「それで今後の目標はどうするの?
また同国民を勇気づける為に戦うのかい?」
ヘルマンの質問に対して、アッカーマンは首を左右に振った。
「いや何というかな、奴――ケンモチと戦って少し分かったよ。
オレは奴と戦った時に、言い知れない喜びを感じたよ。
大袈裟と思われるかもしれないが、「この世にこんな凄い奴」が居るのか。
そしてこんな男が存在するボクシングという競技に改めて惹かれたよ。
確かに他人を勇気づける事は素晴らしい事だ。
でもオレも少し思ったよ、『オレはオレで自分の幸せを見つけよう』とね」
「そうか、良かったね」
「嗚呼、でももう負けるのは嫌だ。
黒星はついたが、これからは誰にも負けるつもりはない」
「うん、僕は君の友人である事を誇りに思うよ」
「嗚呼、オレも同じ気持ちだよ」
「また試合を観に行くね」
「嗚呼」
カールハインツ・アッカーマン
十一月十一日生まれ A型
拳至との試合から一年三ヶ月後にカムバック。
再起戦三戦目で世界ライト級WBAA王座に返り咲き。
世界WBAA王座を四連続KO防衛後、S・ライト級に転級。
S・ライト級に転級三戦目にアマ時代の宿敵ザイツェフの
世界IBL王座に挑戦、大激戦の末、判定勝ちで三階級制覇に成功。
その後、統一戦を重ねて、世界S・ライト級の四団体統一王者となるが、
その四団体統一王座を一度防衛後、全タイトルを返上して突如、引退。
ボクシングを引退後は解説者や社会奉仕活動に精を出して、
その後、政治家に転身。 外交官として、優れた外交実績を残すが、
四十二歳の時に過激派テロの凶弾に倒れる。
その葬儀の際には、かつてのライバルであった拳至とザイツェフも参列した。
アッカーマンは男女問わず、多くの者に愛された人生であったが、生涯独身であった。
最終戦績:42戦41勝36KO勝ち1敗
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「ちょっと健太郎、そろそろ起きないとヤバいわよ?」
健太郎の恋人・神宮寺里香がベッドでうなだれる健太郎にそう声を掛けた。
「……あ~、あと五分だけ眠らせてくれ……」
健太郎は死にそうな顔でそう返す。
「駄目よ、今日は入稿日でしょ?」
「……オレは昨日まで十連勤で、今日は三時間しか寝てないんだぞ?」
「まあ仕事なんてそんなもんよ」
「……畜生、寄りにも寄ってスポーツ雑誌に、
しかもボクシング専門誌に配属されるとは……」
「いいじゃない? またボクシングと関われたじゃない?」
「……最初は喜んださ、でもいざ働いてみたら超忙しい上に
下働きばかりさせられるだぜ? オレ、もう疲れたよ?」
健太郎はどんよりとした表情でそう返す。
「じゃあ仕事辞めるの?」
一瞬、辞めたい!
と思ったが辞めたら辞めたで後が大変だ。
だから健太郎は自分の心情を素直に打ち明けた。
「……辞めたいけど、辞めた後が不安だから辞めない」
「うん、健太郎が仕事辞めたら、結婚が遠のくもん。
だから私の為にも働いてねん~♪」
「……こんな生活が後、四十年以上続くのか?
オレ、マジで過労死するんじゃね?」
「大丈夫、大丈夫、健太郎なら大丈夫!」
「何の気休めにもなってないけど……」
「もう男でしょ? ウダウダ言わないの!?」
「……はぁ~い、おかげで眼が覚めたよ」
「そう? じゃあいってらっしゃい!」
「あ~~い、んじゃ今日も一日頑張るか!!」
雪風 健太郎
六月十六日生まれ B型
大学卒業後、大手出版社に就職。
入社後、しばらくしてスポーツ部に配属されて、
数年後にボクシングの専門誌の編集者となる。
数年間の下積み期間を終えて、
現役時代の経験を生かして、
アマ、プロ問わず、鋭い観察眼と分析力を発揮して選手やコアファンから
支持をされて、次第に人気編集者となる。
尚、二十六歳の時に恋人の神宮寺里香と結婚。
女の子を二児授かり、女系家族の世帯主となるが、
本人は超親馬鹿となり、娘二人を溺愛する幸せな日々を送った。
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大学の卒業式まで後、三日。
拳至と愛理は大学院へ進学する事となっていた。
そして二人は久しぶりに会い、
近場の森林公園で肩を並べて歩いていた。
「いよいよ、大学も卒業ね」
「ああ、オレ的にはあっという間だったよ」
「でも拳至くん、本当にボクシングに未練はないの?」
愛理の言葉に拳至は、しばしの間、沈思黙考する。
未練がないと云えば、嘘になる。
正直、大学院までは現役で居るつもりであった。
でも現実は左眼の網膜剥離で引退。
もう復帰したくても、事実上復帰できない状態だ。
だが今となっては、これで良かったと思う。
――いずれ誰しもが引退する時が来る。
――ならば四団体統一した所で引退!
――というのは良い意味で最高の幕引きかもしれない。
――云うならば、最高の形で勝ち逃げしたとも云える。
「……ないわけじゃないさ。
でもいつまでも夢を見られるわけじゃない。
ボクサーにしろ、他のアスリート、いや普通の学生も
いずれは夢から覚めて、現実を見る事になる。
そういう意味じゃオレは上手い具合に勝ち逃げ出来たのかもな」
「そうなら良かったわ……」
「キミにも色々心配かけたな」
「うん、正直云うと私は貴方にボクシングを早く辞めて欲しかったわ。
でもボクシングに関しては、貴方は本当に真剣かつ真摯だった。
だから私としても貴方に「辞めて!」とは言えなかったわ」
「そうか、まあ女のキミからすれば、当然な反応だろう」
「ねえ、ボクシングでそんなに面白いの?」
愛理は前から思っていた疑問を投げかけた。
そしてその切れ長の瞳で拳至の顔をジッと見据えている。
すると拳至は何かを思い出すように、ゆっくりと語り出した。
「そうだな、きっかけはウチの親父だったよ。
キミも知っての通り、オレは一時期虐められっ子だったろ?」
「そう言えばそうだったわね、すっかり忘れていたわ」
「今だから云うけど、キミがオレを庇ってくれた時は、
嬉しいというより、情けない気持ちの方が大きかった。
だからそんな自分を変えたくて、がむしゃらに頑張ったよ。
で、気が付けば周囲の方が変わっていた。
ま、それで天狗になってね。 中高生の頃のオレは本当嫌な奴だったよ」
「……そうなんだ」
「そう言えば、そんなオレを変えるきっかけがあの野郎――雪風だったかもしれない」
「雪風って……あの雪風くん?」
愛理の問いに拳至は「ああ」と頷いた。
「あの野郎には二度も負けたからな。
というかよくよく考えたら、プロでは無敗だから
オレが最後に負けた相手は雪風……という事になるな」
「そうなの?」
「ああ、なんか納得いかねえ」
「高校時代の事を未だに引きずってるのね」
「ああ、まあ兎に角、その後はがむしゃらに頑張ったよ。
でも何というかボクシングって殴り合いの競技だけど、
不思議と憎しみの感情はねえんだよな。
あのザイツェフやアッカーマンとの戦いでもそうだった。
オレは奴等に勝つために、夢中で殴った、殴りまくった。
そして気が付けば、世界王者、更には統一王者になっていた」
「なんか貴方の話を聞いていると、
自己啓発の一環でボクシングをしていたように聞こえるわ」
「ああ……案外そうかもな」
「そうなの?」
「ああ、でもそれももう終わりさ。
これからは夢じゃなく、現実を見据えるよ」
「それは私の為かしら?」
すると拳至はしばらく考えてから、愛理の問いに答えた。
「それもあるが、自分自身の為でもあるさ。
ボクサーだけでなく、色んな人間が色んな夢を見る。
でも多くの者が夢を諦めて、現実に立ち返る。
だけどそれは悪い事じゃない、どんな夢でもいつかは覚める。
そして大事なのは、夢から覚めた時に現実とどれだけ向き合えるかだ。
オレはそれが人間に課せられた使命だと思っている」
「拳至くん、やっぱり貴方って少し変わってるわね」
「そうか?」
「うん、そんな事を言う男性は貴方が初めてよ?」
でも不思議と悪い気分じゃないわ。
それで貴方はこれからどうするつもりなの?」
「そうだな、まずは大学院でMBAの取得を目指すよ。
また色んなバイトもしたいし、資格も取りたい。
そしたら大学院卒業後に剣持コンツェルン傘下の企業に就職するよ」
「そう、やはり剣持コンツェルンを継ぐつもりなのね」
「ああ、政治家にはなるつもりはねえが、
実業家にはなりたい、そして色々な事を学んで社会に貢献したい」
「そっか、でもそうなると私達の関係は上手く続くかしら……」
愛理が少し沈んだ声でそう言った。
愛理も氷堂財閥の娘である。
剣持コンツェルンとは不倶戴天の敵である。
だが拳至はそんな事をまるで気にせず、自分の気持ちを素直に打ち明けた。
「そんなの関係ないよ、いざとなればキミが剣持家に嫁げばいいのさ。
あるいはその逆でもいい、この不景気の中、剣持家と氷堂家が手を結べば、
両グループは更に大きくなり、多くの者を雇用者として雇う事も可能だ。
まあ簡単じゃないと思うけど、オレはキミを手放すつもりはないよ」
「……拳至くん」
「……愛理」
そして二人は春のキラキラした木漏れ日の下、おもむろに抱き合った。
剣持 拳至
四月十七日生まれ B型
大学卒業後、大学院に進学してMBAを取得。
大学院卒業後、剣持コンツェルン傘下の商社に入社。
入社後、しばらく身を粉にして働くが、
数年後、サラリーマン稼業の傍らでボクシングの解説者の仕事を
受けるようになると、その的確な観察眼と高いトークセンスから
ボクシング界だけでなく、芸能界からも高い評価を受ける事なった。
その後、解説者とタレント業も兼ねるようになるが、
ハッキリと的確に物を言うキャラが受けて、お茶の間の人気者になるが、
本人はあくまでサラリーマン稼業が本業であると主張している。
尚、二十五歳の時に恋人の氷堂愛理と結婚。
その後、剣持コンツェルンと氷堂財閥は合併する事となり、
ケンモチ・ヒドウグループは日本だけでなく、世界中に名を轟かす存在となった。
最終戦績:14戦14勝14KO勝ち
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そこそこのスペックだけど、性格がアレで彼女できない男【番外編】・おわり
これにて『そこそこのスペックだけど、性格がアレで彼女できない男』【番外編】は完結です。
これで『そこスペ』は本編&番外編も完全完結となりました。
ブクマや評価、ご感想は本当に励みになりました。
そのおかげでこの番外編も最後まで書くことができました。
これも全て読者の皆様のおかげです!
最後までお読みになっていただき、本当にありがとうございました。
それではまた別作品でお会いしましょう♪