49話 思わぬ出会い
前回。
ふつうこんなところで会いませんよね?
嘘だと言って!ヾ(;゜;Д;゜;)ノ゛
漆黒の美しい毛並みをした喰狼がこちらへ歩いてくる。
「神から聞いていました。レン様ですね?これから宜しくお願いしますわ」
「う、うん。よろしくしたいところだけどその前にその口調もとに戻してもらっていいかな?君と親と仲間が引いてるよ?」
レンの言葉通り風裂王とその仲間がドン引きしている。
「もうばれたましたか……なら問題ないね。このしゃべり方でいいの?」
「敬語だと違和感があって……なれてない感じだったから気づいたんだ」
「なるほど……すぐに違うところを見つけてくれるなんて今までいなかったのに……決めた」
テラが黒髪ロングの美少女へと人化しレンの手を握る。どこか獲物を見つけたような目をしながら。
「この喰狼のテラ、レンの妻になります」
突然の発言にレンの回りにいた澪達が硬直した。その直後後ろの方から肌を突き刺すような冷たい空気が頬を撫でる。
「……そこの雌狼今何て言った?」
澪だ。完全に切れてしまっている。
「妻になると言っただけ。それがなにか?そんなことよりレン~これからよろしくね♪」
怖がるそぶりを見せず逆に挑発している。
あのー、僕を挟んでそんなことしないでもらっていいですかね?後ろからは冷気、前からはニコニコとした表情のテラ、他にも色んな視線が刺さっててもう逃げたい……
テラはこれでもかとレンの腕に抱き、服が薄いせいか腕が胸に沈み混む。
「「「「「「あ、ずるい!」」」」」」
もとに戻った澪を含めた五人が走ってレンの腕や足空いているところへ全員が抱きつく。
もうやめて!?テラの親と仲間達からは生暖かい視線が刺さってるし、いまだに残ってる勇者達からは嫉妬やら殺意の視線が刺さってるから!それよりなんで日葵と未来も抱きついてるの!?
首にまで抱きついてきているため声をあげるどころかしまっていく。
ほんとに不味い!皆ステータスが高いし誰かわからないけど耐性を下げてきてるからほんとにこのままだと色んな意味で死ぬ!
レンはすぐさま転移し抜け出す。澪達は不満そうな顔をしながらこちらを見てくる。
「なんで止めなかったのさ……」
「娘にも春が訪れたと思うと嬉しくて動けませんでした」
他のもの達も頷いている。
「もういいや、移動するからついてきて。風裂王、澪達を乗せてもらってもいいかな?僕は飛んで案内するから」
「かしこまりました」
レンは地面についていた足を浮かせようとしたところ服を引っ張られ振り向く。
「私をだっこしながら飛んで?」
澪が目を潤ませながら上目遣いで見つめてくる。
なんかライルとあってから女性に弱くなった気がする……
「いいけど後ろにいる人達どうにかして」
レンは抵抗する気をなくされ羨ましそうにしている六人が澪からなにかを提案されているのを見ながらため息をついた。




