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絶望した化け物は危険区域に住み着きます  作者: 不知火雫月
終章 神として
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194話 覇壊VS終焉&喰神龍2

 今日は早く寝た方が………いやまだ起きてよう。

「くそっ、気配が探れねぇ!この森全てがニーズヘッグどもの気配を放ってる!」


辺りを探っても森に邪魔され、見つけることができない。それだけでなく精霊化されていたらまず見つけることができないのだ。何としてでも見つけ出さなければこのままでは負ける。


そこで覇壊神王は探すことをやめてある行動に出た。


「おらっ!!」


覇壊の力を纏わせた拳を地面に向けて振り下ろした。そこから亀裂がはしり、地形が変わると思っていた覇壊神王だったが数秒後、顔が歪んだ。


なんと亀裂ができたはずの場所から植物が芽を出し、一瞬のうちに成長したのだ。しかもそれによってその亀裂は埋まってしまった。


「どんな森だよ………こんなの見たこと――――!?こ、これは!?」


眼から血が出てきたことに気付き驚く。


「酸素濃度が高すぎて体に影響が出ているのか!?」


「気づくのが遅いよ、この森の酸素生産速度は普通の千倍以上。植物神や精霊神出なければ神王ですらもたず、人体には毒。植物複合地形魔法『始まりの神緑地』」


腕にニーズヘッグを巻き付かせたレンが目の前に姿を現した。


「この魔法で造り上げられた土地は生きているかのように地形が壊れれば直ぐ様修復し、新しく変化する。それと気づいてるのかわからないけどこの森に異物と認識されたら最後、その者の周りに酸素を大量に集める。それだけでなく排除するために襲いかかってくる。要するに殺して養分にするってことだ」


覇壊神王は眼を見開き、足下を見る。そこに咲いていた花を見て体を無理矢理動かして大きく後退した。


後退直後、咲いていた花が破裂する。


「まさか王破菜があるとは。足が消えるところだった………がふっ!」


口から大量の血を吐き出す。肺がやられ始めた証拠だ。


そこから数分間森を出るために覇壊神王はあらゆる手を使った。その間にもレン達の攻撃もあり、体の限界まで近づいていた。


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