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絶望した化け物は危険区域に住み着きます  作者: 不知火雫月
終章 神として
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187話 覇壊神王

 眠すぎてカフェイン注入。

「いやーここに入れられた時は焦ったな。まあ出られたことだしよしとするか、ありがとな!」


そう言いながら体を解している。だがここで重要なことが一つある。


この人が全裸だということだ。


「服着ないんですか?」


体を解すことしかしていないこの人に聞く。


「ん?ああ、忘れてた」


今気づいたようで、直ぐ様服を取り出し着た。


「封印された時に解除されちまったから着てなかったんだわ!わははは!」


大声で笑っているが嫌という程違和感を感じるレン。


………!そうか服だ。この人の服ピンク一色だから違和感を感じたんだ。


髪の毛もピンク、服もピンクでいつの間にか持っていた戦鎚もピンクだ。能力だけはバカにできないが。



《覇鎚 剛雷》

覇壊神王しか使えない神鎚。色は趣味。

『筋力千倍』『神・剛力』『神・馬鹿力』『神・怪力』『属性切り替え』『自動修復』『破滅』『不壊』『神王殺し』『無効破壊』『成長』



色って趣味だったんだ………。それに覇壊神王なのかこの人。というかこの脳筋武器はなんなんだよ…………


「どうした?これか?」


視線に気づいた覇壊神王は神鎚を掲げた。


「こいつは俺が強くなればなるほど成長する神鎚で相棒だ。初めて手にした武器がこれだったからな、愛着がわいて手放せないんだ」


「そうだったんですか。覇壊神王だったんですね」


「どうしてそれがわかった?」


おっ、雰囲気が変わった。


「武器を鑑定したらわかったんですよ。しかもピンク色は趣味だとも」


「なんだそういうことか!それにしてもすごいなお前。これを鑑定できるってことはこれと同等の物を持ってるってことだろ?」


この人、脳筋なのかそれとも頭がいいのかわからないな。


「ええ、作った結果意思を持ってしまったんですがね」


苦笑いしながら言う。それを聞いた覇壊神王は目を見開く。


「お前もしかして………終焉神王のレンか?」


「はい、そうですがどうしました?」


嫌な予感がするなぁ。


「なるほどな、お前のステータスが読めない理由がようやくわかった」


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