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絶望した化け物は危険区域に住み着きます  作者: 不知火雫月
終章 神として
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176話 終焉神王の力(鳥龍神)2

 昨日は投稿する前に落ちてました………

すいません!m(_ _)m

 強者の中には敵の攻撃が弱いとわかると防御もせずに受ける者がいる。神ならいい例だ。神ではない者からの攻撃を避けずに身体で受け勝ち目ながないとわからせるためや見下すため、それか余程自分に自信があるという理由が多い。


今回はレンが自分の身を固く守っていたのに気づかずに降り注ぐ矢を急所を避けながら受けた。


神王には数秒で重傷を完治させる再生能力がある。それに頼りっきりでいたことがあからさまになったのが今の状況。


「『身体能力半減』、『ステータス半減』、『魔力、霊力、神力霧散』『スキル封印』『魔法封印』『ダメージ倍加』。この弱体化はキツイでしょう?今なら普通の神にも負けますよ。これが神王の、自分の再生能力を過信した結果です」


そう言いながら矢を構えた。だが神王二人は戸惑って聞こえていない。


「たかが新人、人から神になった半端者。そんな僕に負けるのはどんな気持ちですか?しかも複数人対一人。プライドはないのかって話ですよ」


構えている矢にオーラが纏わりつく。


それにやっと気づいた神王二人が焦りの表情を浮かべた。


「ま、待ってくれ!俺らは戦いたくて戦っていた訳じゃない!」


なんと言い訳を始めた。だがもう遅い。


「神との戦いにはルールがありますよね?どちらかが死ぬまで(・・・・)終わらないって言うルールが」


それを聞いて顔が真っ青になる。忘れていたのだろう。長い間自分が強いとふんぞり返っていたせいで。


模擬戦なら敗けを認めるまでですんでいた。しかしこれは死合だ。もう逃げられない。


「神によって殺されると魂事態が消滅して輪廻に乗らないっていうの知ってます?人に殺されれば消滅までは至らない。けど僕は一応だけど神。もうわかってるよね?」


レンが微笑みを浮かべながら言うと神王二人が必死になって逃げようとする。が――――


「逃げられるとお思いですか、毎日女神王達にセクハラしていたお二人さん?」


創造神王がレン以外に気づかれずに張っていた結界に阻まれて逃げ場がないことがわかり絶望の色が見えた。


「じゃあさよなら『龍神覇擊』『鳥神死擊』」


構えていた矢を放ち、増殖で二本に増えた矢が龍と鳥、レンの力を纏いながら神王二人に向けて飛んでいく。


二人の神王は死にたくないと抵抗し避けようとするが、追尾の能力によって軌道修正され抵抗も無意味に終わった。


そして二人の神王は消滅、消え去った。


「さてと次はどうするんですか?」


創造神王に向けて言った。


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