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絶望した化け物は危険区域に住み着きます  作者: 不知火雫月
終章 神として
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169話 終焉神王の力(白虎)

 ああ、暇すぎる。

「最初が猫科の神の力なら俺らが行くぜ!」


行きなり攻撃してきた猫、いや虎か。武器が同じ刀で能力が………あれ、僕のより性能が低い?


どうしたものかと虎の攻撃から目を背けて創造神王を見る。


「僕ってどうすればいいんですか?」


「神王の世界は身内でない限り、戦いでは生きるか死ぬかです。遠慮無くどうぞ♪」


あ、この人からストレスの神力が感じられる。これは殺ってくれと言っているのと同じ………ということは嘘はついていないな。


「分かりました。なら遠慮は要らないですね」


ラグナに指示をだし、嵐神覇王太刀になって貰う。斬りかかってきた虎の攻撃を紙一重でかわし、嵐神覇王太刀で首を飛ばす。


それを見てなのか、いまにも飛び出しそうだった神王達はレンめがけて攻撃を仕掛ける。


「………二十人か。なら『白虎神王化』からの『纏白蒼嵐』」


バックステップでよけ、獣人から獣化。そして白蒼の嵐を纏う。刀は咥えている。


そして獣化したことによって上がったスピードで飛び掛かってくる神王達を切り刻む。だが一人だけは辛うじて腕を切り飛ばされるだけですんでいる。


『ビーストバースト』。己の寿命を削り、身体能力を何倍にも上がる獣神にしか使えない技だ。それを使っていることから本気なのだろう。


そこまでするくらい本気ならこっちも本気で潰す。


獣化から獣人に戻し、背中の鞘に戻し構える。レンの周りには白蒼の嵐、竜巻が無数に出現し刀に吸い込まれていく。ビーストバーストを使っている神王も力を極限まで溜め込んでいる。


「『虎神狩り・王牙』!」


溜めに溜め込まれた嵐の奔流が抜刀によって溢れ出す。――――気づけば対面していた神王は消えていた。その神王がいた場所の後ろを見てみるとすでに獣人か戻ったレンがラグナの頭を撫でていた。


この時点で猫科の男神王はいなくなり、女神王は創造神王の後ろで黄色い声を上げていた。


そしてすぐに精霊の姿へと変身した。ラグナは精霊神の時の無数にある神器、霊蘭瞬刀から神化し一本の短い短刀となった霊蘭瞬王刀になっていた。


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