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絶望した化け物は危険区域に住み着きます  作者: 不知火雫月
終章 神として
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164話 オカマ神の猛威2

 ………よし、次も頑張るか。

 こいつは何を言っている。美神の神は知ってるだけでも二人しかいない。しかも女性だ。人を魅了する力を持つのが美神じゃないのか?こいつ男だぞ。それに―――


「お前、ふざけるのも大概にしろ!俺達が信仰する神は美神フレストリア様だ。お前なんかが美神の名を口にするな!」


赤眼の拳聖がいる国、戦王国は美神と戦神の神である女神を信仰している。いきなり現れた神を名乗るオカマに美神の名を口にされたくないのだ。


「あらん?もしかしてフレストリアって………あの美神ちゃんのことかしら?あの娘今は神の王、神王になった男の子のメイドやってるわよん。それも幸せそうに」


「何を言ってるのだ!そんなこと知るはずがないだろう!なぜそんなことがわかる!」


赤眼の拳聖は怒りで魔力が激しく揺らぐ。


「見てきたもの。それも今ね♡」


その言葉に我慢の限界に達した騎士達は一斉にオカマへと攻撃をしかける。だがそれを手で弾きながら無傷で歩く。手は魔力でコーティングしているため、魔力を帯びていない武器は簡単に弾ける。


「もっと冷静にならないと攻撃が入らないわよ~。まあ、神だから普通の攻撃じゃあダメージを受けないんだけど♡」


難なく弾き、攻撃をしてこないオカマにとうとう赤眼の拳聖が動いた。


「まあ♡」


赤眼の拳聖の攻撃を避けずに受けた腹は傷はついていないがダメージは入っていた。それを愛おしそうに撫でるオカマ神。


「いいわぁ♡目をつけただけはあるわねぇ。ほらどんどん攻撃してこないとこちらからいくわよん?」


そう言いながら両手を広げながら近づいていく。


小さい子供やこのオカマの正体を知っているのにとっては恐怖しかないだろう。


それほどの異様な格好をした姿であり、見ただけでも自分の体を本能的に守ろうと思ってしまう。それがオカマ神だ。


だがこの神の本当の恐さを知らないここにいる騎士達、赤眼の拳聖はこの後、その恐ろしさを知ることになる。


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