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絶望した化け物は危険区域に住み着きます  作者: 不知火雫月
終章 神として
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157話 神の里3

 前回。

寝ないのは駄目絶対。

作者←説得力皆無

 あれ、体が動かない………?


目を覚ましたのはいいが体が動かず何かに固定されている感覚がある。しかも視線も感じる。気配的には澪達なのだが明らかに寝ているため違うと判断。


「目を覚ましたのですね、レン様」


声からしてスカイのようだ。


「おはよう、それで今動けないんだけどどうなってるの?」


「それはですね、奥様方に包囲されているのと両腕両足に抱きつかれているため、それにお腹の上にラグナ様が乗っているためですね」


気配を探ってみるとどうやら本当らしい。全く動けないのはベッドのスキル効果と澪達の包囲、ラグナが乗っているからか。というかなんでこの状況になったんだ?


「奥様方がラグナ様にお願いしてレン様が無理していることを突き止めたからですよ。しっかり休んで欲しいとおっしゃってしました」


なるほど、だから寝ていたのか。強制的に眠らせられたのはそういうことだったと。うまく隠していた筈なのにバレてたのか。


しかしこのままではなにも出来ないと思い転移をしようとしたのだが妨害されてしまう。


ああ、この視線はフィーラだな。起きたのに気づいて転移で逃げられないように見ていたのか。


「フィーラ、もう大丈夫だから神眼を使うの止めてくれないかな」


「いやです、どうせまた無理しようとするのは目にみえてますから」


駄目か………なら起きるまで待つしかないのか?


そう考えていると肌に黄金の龍鱗と蒼く冷たい燃える羽が出てくる。


龍鱗……羽毛……これを同時に使うのもありだな。そうなると………弓かな。


レンは収納内で黄金覇龍神の龍鱗と死鳥神の羽を使い、イメージ通りに構成していく。


自分の一部でもあったためかスムーズに作業が進んでいくため、動けなくても問題ない。


そして一つの弓が完成した。



《死金龍鳥弓》(しごんりゅうちょうきゅう)

魔力、霊力、神力を込めることで矢を無限に生成し、放てる弓。龍神と鳥神の力を同時に使うことによって力が発揮される。(終焉神王の力使用時も可)

『矢無限生成』『ランダム付与』『神速』『絶対貫通』『龍神覇擊』『鳥神死擊』『追尾』『神殺し』『分身』『不滅』『破壊』



……よし、もうなにもつっこまない!(諦め)


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