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絶望した化け物は危険区域に住み着きます  作者: 不知火雫月
三章 魔王襲来
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150話 最強メイド・ラグナ

 前回。

神器が人化しただけだからね?浮気じゃないから!

「こ、これは……!」


「なんて可愛らしさ!」


「それにこの強さ!」


「くっ!隙が無さすぎる!」


スカイ達四人がレンから見えない場所でなにやら騒いでいる。それから数分後、メイド服の調節が終わったと報告される。


そして後ろに転移してきていた。この中にはラグナはいない。


「壁の方をご覧ください」


そう言われてスカイ達が即席で用意した壁の方を向くと可愛らしいメイド服を着た少女がカテーシーをしていた。


「主、これからは側でこの姿で支えさせていただきます」


な、なんだこの眩しさは!メイド服がこんなに似合うとは思わなかった……


感傷に浸っているとトテトテと近づいてきたラグナに抱きつかれる。それをみたスカイ達は慌てて近づいてきたが、急にレンを中心に吸い寄せられ始めてしまいそのままレンに四人とも抱きつく形になってしまった。


「ご褒美!」


ラグナはにへらと笑って言う。無限吸収の応用で引っ張ったようだ。


抱きついてしまったスカイ達の顔は真っ赤になってしまっていて何度も転移して離れようとしていたがラグナのスキル『自動神域展開』を小さく展開されていたために弾かれて終わる。


これが数分間続き、離れた頃にはスカイ達の顔は真っ赤に染まりなかなか目を合わせようとしなかった。


その後は周辺探索として魔力などを漏れないようにして少し離れたところにある森にラグナと入ってみたりしていたが、襲ってこようとした魔物はすべてラグナの手によって、魂ごと吸収され脱け殻と化していた。


探索した結果神樹の近くにはない植物が多く存在しており、少し離れたところには果物などの木が大量に繁殖していた。レンは土ごとくりぬき根についている土をすべて落とし、ウラルに神樹の近くに植えてほしいと伝え転移で木ごと送った。


その間もラグナは一度も離れずに約十キロ以内の魔物をすべて吸い付くしていた。何度かスカイ達がちょっかいをかけていたがすべて無効化され、逆にダメージを与えていた。


やはりラグナは最強メイドの素質をもっていたのかと思ったレンだった。


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