146話 彩愛2
前回。
耳を塞いでて………一体何を話しているのか。
「終わったの?」
後ろを振り向きながら聞く。
「はい。彩愛様が妻になるということで話しは収まりました」
はいストップ!待って理解ができない。えっとまずは話がしたいから耳を塞げって言われて塞ぎました。その間になにかを話していた。それが妻になるか聞かれていたと……それで顔を真っ赤にしてたわけか。………うん、理解不能。
「大体それであってますよ」
何で分かるの!?声に出してないのにわかられると困ることもあるんだけどなぁ。
「ご心配ください。一切喋りませんのでご安心を」
もう有能なのかなんなのかわからないなこのメイド達は。というよりレインは勝手によまないでよ。
まさか身内に心を読めるものがいるとは思わなかったレンだった。
「あ、あの!」
「ん?」
「わ、わたしをお嫁さんにしてください!」
やっぱり!………諦めた方がいい奴だな。後ろで澪達がキラキラした目で見てるし。
「いいよ、よろしくね。………その代わり澪達にはペナルティとしていいというまでおやつ禁止!」
その言葉に澪達はガーン!と効果音がついたような表情をしてガックリと項垂れた。
「いいんですか?」
「いいんだよ。最近調子に乗り始めたからね。それと澪達の好きなおやつは禁止だから彩愛が食べたいの言ってくれれば作るよ」
「本当ですか!」
うおっ!行きなり近づかれるとビックリするなぁ。あ、あれも渡さないと。
「それと元々渡すつもりだったものがあるんだけど……はい、これは神原の指輪って言って澪達がつけているやつと同じものなんだ」
手をとってつけてあげる。ちゃんと薬指につけてあげた。その後に説明すると慌て始めたが澪達にこそこそと何かを言われた後はまた顔を真っ赤にしてしまっていたが、先程よりは落ち着いているようだ。
そして神覚の実を絞ったジュースを渡してあげるとチビチビと飲み始めた。説明してあげるとコップを落としそうになったが何とか持ち直してステータスをみんなに見えるように開いた。
※
《名前》佐崎彩愛
《種族》精霊神
《ジョブ》召喚神 レンの眷属
Lv error
体力 ∞
霊力 ∞
筋力 ∞
忍耐 ∞
俊敏 ∞
精神力 ∞
《固有特殊スキル》
精霊神 召喚神
《固有スキル》
看破の魔眼
《スキル》
隠蔽LvMax 武術LvMax 感知LvMax 体術LvMax 料理LvMax
《アクティブスキル》
闘技LvMax 魔拳LvMax 臨界突破LvMax
《魔法》
精霊神魔法LvMax
《加護》
精霊神王の加護LvMax 終焉神王の寵愛LvMax 召喚神王の加護LvMax
※
とうとう彼女も神の仲間入りした。