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絶望した化け物は危険区域に住み着きます  作者: 不知火雫月
三章 魔王襲来
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125話 勇者(日記)2

 前回。

早くこの人の名前決めないと……!

 忘れてましたがあの人のあった時に精霊たちはなんだか癒されているような、何かに優しく包まれているような表情をしてました。


戻ってきたときにその子達は強くなっているいう現象が起こりました。よく分かりませんが私の体にも影響があったようなのです。何と霊力の量が三倍以上に増えて神霊王の加護がついていたのですよ!


自分のステータスを見たときは驚きました。だってあんな現象が起こるなんて思いませんでしたもん。私の予測ですが、突っ込んでいって勇者をあっさりと負かしてしまったあの人のスキルからして絶対にあの人が原因でこのステータスになったんだと私は思います。


ですが私は精霊の力を使わずに戦っています。普通の魔法が使えない、拳に魔力(霊力)を付与をして戦うという魔拳闘士の戦い方をしていてあまく隠しています。ですがそろそろつかれてきました。


強くなった精霊たちはもう少しだけ我慢しようと私に訴えてきます。なのでそれにしたがいます。それにあの人を犠牲にしてまで澪達に会おうとする人なんかにこの力を使いたくありません。


あ、そういえば投獄されていた第一王女が釈放されたんです!なにやらあの優しかった第二王女様を亡き者にしようとしていたらしく、それがバレて一ヶ月も入れられてました。


その前に第二王女が姿を消したということを聞いた時はショックを受けました。そのタイミングは澪達と同じなんです。直感から導き出されたのはあの人についていったのだと思います。


会いたいとは思いますが残念ながら澪達は、私達がここから走ったとしても約百年以上もかかると言われているところまで行ってしまっています。精霊姫の力で調べれば、本でも神話でしかでてこない神樹のところにいるとわかったのです。


そこで精霊たちと一緒に調べまくりました。どうやったら行けるかを。行く方法は私の代償召喚を使わなければならないかもしれないとわかったのですが、精霊たちによると代償を払わなくてもよくなる秘宝を王宮の宝物庫にあるらしいのです。


それを精霊たちがあともう少しで取ってこれるようです。しかも偽物とすり替えると言っていたのでバレる心配をする必要はないそうです。


私はこの国から早く抜け出して澪達のところへ行きたいです。


             私、精霊姫の日記からでした。


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