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絶望した化け物は危険区域に住み着きます  作者: 不知火雫月
三章 魔王襲来
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120話 魔王?4

 前回。

レンと同じ思いをしてそうなダークハイエルフさんが登場しましたねぇ。

「くぅ……!流石は神々の頂点と言ったところか!今ので傷すらつかないなんて……」


いやいや、ただ一直線に走ってきて短剣を首めがけて振り下ろしただけでしょ。単純すぎるし、あなた暗殺者じゃないの!?


とういかこの人はともかく、なんで魔王は目を輝かせながらこっち見てるのさ!対応に困るんだけど!?


魔王の後ろにいる四天王らしきメンバーまで今のを見て、様々な感情を抱いていることに目をそらしたくなる。


まって、一人だけ目がハートになってるんだけど!?雷狼さん!テラが反応してるから止めてもらっていいですかね!


テラの神力が洒落にならないくらい乱れ始めたので内心焦ってしまう。そんなことは知らない雷狼はレンに見られていることに気づいたのか、尻尾と耳を物凄い勢いで動かしている。隣にいた鬼人が引くレベルで。


「大分苦労してたんですね」


「ほんとですよ!これ以上付き合いきれないと思ってしまうほど苦労したんですから、少しくらい自由がほしいです……」


ダークハイエルフの目から光が消え失せてしまっている。ここまで追い詰められるレベルと言うことは、澪達以上に一人一人の個性が強そうだ。


そう考えながらダークハイエルフを解放すると、レンの後ろに隠れて叫んだ。


「もう魔王様達のお世話するのこりごりなので抜けさせてもらいます!付き合いきれません!」


叫んだあと、ダークハイエルフの体の色が肌黒い色から白く変化し、魔短剣召喚も神短剣召喚に変わっていた。他にも変わっていたが、どうやら本気で抜けたらしい。


「あぁ、ずるい!私もそっちに行く!」


なんと雷狼さんまで抜けてしまった。しかも雷狼さんの黒い髪の毛が変化し、黒い髪に金色の髪が雑ざりあっている髪に変わる。そしてそのままテラ達に挨拶し始めた。


なんで仲良くなってるかな!?てかいきなり抜けて大丈夫なの?……ちょっと待って、魔王さんまで抜けようとしているのはふりかな?魔王軍って言うくらいなんだから肝心な魔王が抜けたらダメでしょ!?


ツッコミどころが満載で精神的に疲れてきてしまう。まさに魔王襲来(面倒な意味)だ。


巨人と鬼人はレン達に向かって殺意丸出し、夢魔は少し危ない目をしながら眺めている。魔王に関しては、自ら魔王の座を捨てようとしているくらいだ。


後ろではダークハイエルフと雷狼が澪達と仲良くお茶をしている。場の変な雰囲気についていけず、レンはどうしていいかわからなくなった。


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