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絶望した化け物は危険区域に住み着きます  作者: 不知火雫月
二章 開拓
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115話 止まらない攻め

 前回。

日葵の暗殺技術をこの目で見てみたい……(死を覚悟して)

 澪達が起きた後、日葵にかかっていた魅了を解く。そこからは澪達による激しい猛攻が始まった。


読書をしようと椅子に座ると誰かが膝に乗り邪魔をする。ご飯を食べようとすれば全員であーんを繰り返す(もちろん調理器具や食器には触れている)。散歩しようとすれば必ず一人ついてくる(ボディタッチ多)。畑仕事をしていると動きづらいと思うほどすり寄ってくる。お風呂には全員で突撃してくる(裸でタオル一枚、結界張る)。寝ようとすれば抱きついてくる(交代制)。


これを丸一日された。気を休めるどころか、逆に疲れてしまう。


なんで何かしようとする事にキスを迫ってくるかな……したらしたで脱力の魔法やら何かしらの弱体化魔法を使うしで(すべて跳ね返っている)大変だよ。


ただ嫌と言うわけではない。少し過激過ぎるのだ。今日誘惑された回数は一人五回。十人なので五十回された。


ついでに言うと、ミリアは気づいたときには嫁認定されていた。驚いたレンは朝から酒を飲んでいた兄さん(大海神)にこの事を伝えると、爆笑しながら「もう手遅れだから諦めろ」と言った。


そして同時に、大量の神獣の死体が入ったアイテムバックを渡された。飛ばしていたことを忘れていたレンは、受け取った後に酔いざましに水の入ったコップを渡しておいた。


澪達が寝た瞬間こっそり家から抜けていたので、家に戻ると拘束されどこにいっていたかと尋問が始まる。


その時、マヤの力、魂に直接問いかけるという方法で尋問を行われた。聞いている合間に他のメンバーとマヤが防御不可能の弱体化の魔法や魅了系の魔法を使いまくって、レンを動けないようにしようとしてくる。


いや、すでに拘束されてるのにそれ以上動けなくしてどうするのさ!?どうせ逃げられないのに無駄に高性能な結界まで張らないで!


心の中でツッコミを入れる。魂に直接問いかけ、口に出させるという感じなので思うように口だけは動かせない。


面倒になったレンはこのメンバーの対処方法を必死に考えながら夜が開けるのを待った。


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