112話 超キングサイズベッド
前回。
禁句を言わないようにしないと……
「何があった……」
レンは自分が寝ていた場所をみて困惑した。ベッドが十人以上が寝れるほど大きくなっていて、そこには澪達と暗滅神がレンを囲むように寝ている。
ベッドの柔らかさが明らかに違うことに気づいて起きてみると変わっていたのだ。しかもこの部屋はレンの部屋でもある。
「ん……レン?」
ライルが起きたようだ。目を擦りながらゆっくりと体を起こし、レンを見つめる。十秒ほど見つめた後おもいっきり抱きついた。
この行動に混乱してしまったが、ライルの白銀の髪を撫でる。すると顔をお腹にグリグリと擦り付けてくる。
「聞きたいんだけど、なんで僕の部屋が変わってるの?」
「……それはね、皆で寝るところを作ろうって話になったんだけど……」
「だけど場所がなくてここになったと?」
顔をレンのお腹にくっつけたままコクンと頷く。
そういうことだったのか。創造神の力ならこのベッドや部屋の変化も頷ける。けど勝手に変えられるより一言いってほしかったなぁ。
レンはチラッと寝ているキリヒメのステータスを見る。
※
《名前》キリヒメ
《種族》九尾姫
《ジョブ》レンの眷族 創造神
Lv error
体力 ∞
霊力 ∞
神力 ∞
筋力 ∞
忍耐 ∞
俊敏 ∞
精神力 ∞
《固有スキル》
真実眼 創造神 精霊神 九尾神 妖神刀作成
《スキル》
体術LvMax 剣術LvMax 感知LvMax 人化LvMax 視覚強化LvMax 裁縫LvMax 家事LvMax 料理LvMax
《アクティブスキル》
闘技LvMax 臨界突破LvMax
《魔法》
九尾魔法LvMax
《加護》
精霊神王の加護LvMax 終焉神王の寵愛LvMax 創造神王の加護LvMax
※
妖神刀作成ってチートじゃん。前に見たあの妖刀がもっとヤバイのになってるってことでしょ?斬られたら大変なことになりそう。
そう思いながら視線をベッドへと向ける。
※
《神級魅惑のベッド》
現代のベッドの何倍も柔らかいベッド。スキル『回復力倍増』『魅了』『魔力回復力倍増』『霊力回復力倍増』『神力回復力倍増』がついている。
※
ベッドがおかしなレベルになってる……倍増はいいんだけど魅了はだめでしょ。離れられなくなるって。
その後、澪達が起きるまでライルを撫で続けた。