110話 女子会兼妻会議1
前回。
お姫様抱っこ……波乱の予感がするなぁ。
「ではこれより第四回女子会兼嫁会議を始めます」
レン達が寝た頃、リビングに澪達が集まっていた。そこには暗滅神の姿もある。このリビングには、音を通さない結界を張りレンに聞こえないようにしている。
今までレンが寝た後に開催していたので気づかれていない。
「今回はじめて参加したフィーラ、レイ。それからレンを問い詰めた結果からもしかしたら加わる可能性が大の暗滅神さんよろしくお願いします」
「よろしく。あ、それと皆に暗滅神って言われてるけど名前はミリア・レイジだよ。呼び方は何でもいいけど出来れば暗滅神は止めてね」
「ミリア・レイジって伝説の暗殺者の名前だよね!?本当にいた人物だったんだ!同じ暗殺者同士頑張ってこうね!」
日葵が反応し、ミリアとハイタッチをしている。そしてそこからは何故、神になったのかなど説明してもらった。
暗殺を何十回、何百回と繰り返していて、ある夜に気づいたら創造神が目の前に現れたらしい。そこで「その才能他のことで使ってみないか?」と言われ、承諾したら神にしてもらえたとのこと。
神になった後は、仲間にも恵まれ、好きだった暗殺業を法律に縛られることなくできた。そして今に至るらしい。
ステータスも見せてもらえたが―――
※
《名前》ミリア・レイジ
《種族》暗滅神
《ジョブ》暗滅神 レンの眷族
Lv error
体力 ∞
魔力 ∞
神力 ∞
筋力 ∞
忍耐 ∞
俊敏 ∞
精神力 ∞
《固有特殊スキル》
不老不死 暗殺神 暗滅神
《固有スキル》
五感神化LvMax 暗器作成LvMax
《スキル》
剛脚LvMax 第六感
《アクティブスキル》
闘技LvMax 魔拳LvMax 臨界突破LvMax 投擲LvMax
《魔法》
暗黒魔法LvMax 時空魔法LvMax
《加護》
暗殺神王の寵愛LvMax 暗滅神王の加護Lv加護
※
完全暗殺向きのステータスだった。加護も神王の加護が二つついているくらいだ。レンの眷族になった後にこうなっていたのに気づいたらしい。
そこからはステータスの見せ合いになり、二十数分の間盛り上がった。
「こほん、話を変えます。今日のレンの行動を聞く限り、ミリアさんをお姫様抱っこしたと言うのは本当なのですね?」
「……はい」
ミリアが頷いた瞬間、部屋の空気が変わった。