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絶望した化け物は危険区域に住み着きます  作者: 不知火雫月
二章 開拓
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106話 就任とファンクラブ

 前回。

見えない攻撃……いいですねぇ。

「終わったんだけど、何で皆こっち見てるの?」


不思議に思ったため聞いてみた。


「レンがかっこよすぎて目が離せなくなってるの」


澪達の魔力からして嘘はついていなかった。なのでこちらはどうでもいいだろう。あと二つの種類の魔力が感じられる。


一つは恐怖。多分だが今使った力に恐れたのだろう。『虎神狩り』を使ったときレンは一度しか大太刀を振っていない。それが見えていないのだ。それなのに剣神が消滅した。恐れるのは仕方ないのかもしれない。


もう一つはレンにも何故だかはわからないが、尊敬、崇拝だった。


どういうことなのか全く理解出来ない。何故、尊敬する?何故崇拝する?あまりにも不思議すぎて逆に怖くなる。


ほとんどの神が………澪達はおいといて、恐怖、崇拝をしていると、先程までいなかった創造神が現れた。


「すまんのう、ちょいと神王様達に話をつけなければならんかったから遅くなったわい。ところでこの状況はなんなんじゃ?………ふむ、恐怖と崇拝が入り交じってるようじゃな。何があった」


誰も動こうとしない。この場にいた魔法神達ですら動かず固まっている。仕方ないのでレンは何があったのか隠さずに話す。


すると創造神は「もともと剣神は追放、というより儂の手で消すつもりじゃったからの」と言った。どうやら剣神は、気にくわない、言うことを聞かない神や地上の生き物を殺しまくっていたらしい。


神王達からも言われてきたばっかりのようだ。特に神王達の中の女神達には催促されていたとのこと。


仲間は殺すし自分が不利になったら道連れってか。最悪なやつだったとしか言えないな。


このあとレンは物凄い勢いで感謝された。挙げ句の果てには、これを口実として序列十位以内の全員交代が言い渡された。交代し自由となった神はレンのところに居候させてもらうといい始める次第だ。


どんどん話が進んでいき、レンはもう止められないとわかって諦めた。澪達も乗り気だったというのも一つの理由だ。


他にも理由はあるのだが……一部の女神達とレンの眷族になった海神達がついていこうとしていたからだ。海神達はいいとして女神達の理由にレンは震えた。


こっそりと身体強化で聴覚をあげていたのだが、聞かなかった方がよかったと思ってしまったくらいだ。なんと先程の戦いのあとに感じた崇拝からファンクラブまで立ち上げたらしい。しかも自分が対象のだった。


レンは今後のことを予想し、盛大にため息をついた

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