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絶望した化け物は危険区域に住み着きます  作者: 不知火雫月
二章 開拓
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105話 圧倒的強者達5

自分達を覆っていた海流のドームを消す。ドームが無くなったことににやけた剣神が早速攻撃をしてきた。


それを何度かかわすと、邪剣の根本から断ち切った。断ち切ったことにより、邪剣は二度ともとに戻ることはない。


「何故だ!?俺は強くなったはずだ!なのに何故お前に勝てない!」


「根本的なものが違うんだよ。お前じゃあ、準備運動にすらなってないだろうね」


暗滅神さん煽るのやめて!歪んでいた顔が余計に歪んじゃってるから!


「うるさいうるさいうるさい、だったらお前を道連れにしてやる!」


剣神は持っていた切られた剣を捨て、体から黒い汚染されているような剣を作り出した。


うわぁ、気持ち悪い剣の作り方だなぁ。でもあれ当たったら僕以外はちょっとヤバそうだ。


レンは大太刀を地面に突き刺し周囲に嵐、竜巻を創造した。蒼い雷を纏った竜巻は神界の地面を削っていく。そして「分身!」と叫ぶと地面に突き刺している嵐神覇王太刀と同じ大太刀が九本出来上がった。


その十本の大太刀に『纏白蒼嵐』を使用し剣神が作り出した剣にぶつけていく。飛んでいく度に弾丸のようなスピードを出しているため、剣神はどれだけ作り出しても一瞬にして破壊されている。


破壊された剣は『神殺し』『時空殺し』の効果によって再生出来ずに消えていく。一度大太刀が通った場所には竜巻が発生しているため、すでに剣神は身動きが取れない。


「く、来るんじゃねぇ!俺はまだこんなところで死ぬわけにはいかないんだ!」


レンが一歩ずつ近づいていることに気づいた剣神は必死に抵抗しているが何をしようとしても分身した大太刀によって阻まれる。


「もう諦めなよ。それに邪神に成り下がったら最後、全ての神の討伐対象となるようだから」


「ただで殺されるわけにはいかない!くらえ『虎千気刃』!」


黒い正気を纏う虎を象った千の斬撃を放ってくるが、竜巻に邪魔されレンに届きそうな斬撃はほんの少しだけだった。


「黒い虎なら僕は白い虎、白虎だ。『虎神狩り』」


レンが発動した武器のスキル『虎神狩り』は誰にも見えなかった。速すぎる剣速は竜巻をすり抜けて剣神を消滅させている。


そしてこれを受けた剣神は死ぬ前に虎が向かってくるような錯覚に襲われ消滅した。これを見た澪達以外の神々はが思った。「この神に逆らったらダメだ、次元が違いすぎる」と。


そして恐れた。この姿以外に他の姿も持っているレンを。神器を超えた武器が他に存在しているはずだと。それをいつでも作り出すことが可能なのだと。


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